
今年も半分終わり上半期に入ってきました。
会社員の方はボーナスが支給されてテンションが上がっているのではないでしょうか。
台風救済センターもこの時期は閑散期で正直暇です。
なので今のうちに調査の依頼をしてもらえるとすぐに駆け付けます!
全国対応なのでお気軽にお問合せください!
そして今年この時期暇な理由がやはり台風が6月7月といまだないことです。
自然災害はこないにこしたことないので良いことなのですが、正直毎年くる自然災害がいまだに来ていないのは不気味です。
大きい台風前の静けさなのかわかりませんが注意は常に必要です。


まず、台風はどのようにして起こるのか
目次
台風の発生条件
台風は、熱帯地方の海上で発生する強力な低気圧の一種であり、
特に北西太平洋地域で発生するものをいいます。
↓は、台風の発生プロセスについての詳細になります。
台風の発生条件
実は台風が発生するためには、いくつかの条件があります。
・暖かい海水
海面温度が約26.5度以上の暖かい海水が必要です。
これにより、大量の水蒸気が蒸発し、上昇気流を作り出します。
・低気圧の存在
初期の低気圧が存在することが必要です。
この低気圧が中心となって、周囲の空気を引き込みます。
※低気圧とは
低気圧とは、大気の圧力が周囲よりも低い領域のことを指します。
低気圧は、一般的に気象現象に関連しており、天気の変化を引き起こす要因の一つです。以下に低気圧の主な特徴とその影響について説明します。
特徴
- 中心部の気圧が低い:
- 低気圧の中心部は、周囲よりも気圧が低くなっています。これにより、周囲の空気が中心に向かって流れ込みます。
- 反時計回りの風(北半球):
- 北半球では、低気圧の周りの風は反時計回りに吹き込みます。これはコリオリの力(地球の自転による力)によるものです。
- 上昇気流:
- 低気圧の中心部では、空気が上昇し、上昇気流が発生します。この上昇気流により、雲が形成され、雨や嵐が発生しやすくなります。
影響
- 天候の変化:
- 低気圧は通常、曇りや雨、雪、嵐などの悪天候を伴います。これにより、気温や湿度の変化も引き起こされます。
- 風の強さ:
- 低気圧が強いほど、風も強くなる傾向があります。これにより、強風や暴風が発生することがあります。
- 気象現象:
- 低気圧は、台風やハリケーン、温帯低気圧などの大規模な気象現象の原因ともなります。これらの現象は広範囲にわたって影響を及ぼすことがあります。
・上昇気流の発生
暖かい海水から蒸発した水蒸気が上昇し、上昇気流を作ります。
この上昇気流により、空気が冷却され、凝結が起こり、雲が形成されます。
・地球の自転によるコリオリの力
コリオリの力により、上昇気流が回転運動を始め、渦を形成します。
これが台風の回転の原因となります。
※コリオリの力(コリオリ効果)とは、
地球の自転によって生じる見かけの力のことを指します。
これは、地球上を移動する物体の進行方向に対して影響を与え、
特に大規模な気象現象や海流の動きに重要な役割を果たします。


台風の発生プロセス
熱帯低気圧の形成
海面温度が高く、湿った空気が上昇することで、熱帯低気圧が形成されます。
この段階では、風速が約17m/s(約61km/h)未満です。
熱帯暴風雨への発展
熱帯低気圧がさらに発達し、風速が17m/s(61km/h)を超えると、
熱帯暴風雨と呼ばれるようになります。
この段階で、暴風雨の中心付近で強い風が吹き始めます。
台風の形成: 熱帯暴風雨がさらに発達し、風速が33m/s(約119km/h)を超えると、
台風となります。台風の目が形成され、中心付近は風が弱く、空が晴れることが多いです。


6月以降台風発生なし!海面水温高くもう発達のおそれ
台風2号が5月31日に発生して以来、ひと月半も台風が発生していません。
しかし、日本の南の海上の気圧が低い場所(低圧部)にある雲の塊が、
熱帯低気圧から台風に発達し、北上する可能性が出てきたと気象庁より発表
雨と風のシミュレーションでの(20日(土)正午~21日(日)午後9時では、
渦をまいた雲と風がフィリピンの東の海上を北上するとの予想がでてます。
・ 来週台湾の近くを通り、東シナ海を北へ北上!?
気象予報士などが見る専門的な天気図
『アジア地上気圧・850hPa気温予想図』を見ると、
熱帯低気圧または台風と思われる熱帯擾乱(ねったいじょうらん)が、
来週に台湾の近くを通り、東シナ海を北上する予想です。
・海面水温高く猛発達するおそれ
台風がひと月半も発生していないということは、海水がかき混ぜられることがなく、
海面水温は平年より1℃~2℃高くなっているはずです。
なので、熱帯低気圧または台風が、この海面水温の高い海域を進むと、猛発達するおそれがあります。
次々と熱帯低気圧が発生予想
本州付近では梅雨末期の大雨に警戒が必要な状況が続いていますが、
日本のはるか南海上でも対流活動が久しぶりに活発となっていて、
フィリピンの東から南シナ海にかけて、雲頂高度の高い積乱雲が至る所で発生している状況とのことです。
このうち南シナ海ではすでに熱帯低気圧が発生していますが、
今後は北西方向へ進み、今夜以降ベトナムへ上陸し、昨日16日には、消滅しました。
ですからこの熱帯低気圧が台風へ発達したり、日本へ影響したりすることはほぼないです。
一方、フィリピンの東で今夜までに低圧部が発生し、今後、台風へ変わる可能性があるとみられます。さらにこの熱帯低気圧以外にも、フィリピンの東海上には積乱雲の塊が複数発生していて、今後いつどこで新たな雲渦が発生してもおかしくない状況といえるでしょう。
週末には日本の南に台風の計算が増加中
アンサンブル予報では、週末にかけて、日本の南海上で、
熱帯低気圧や台風の発生を予想している計算が半数近くありますが、
その場所や発達具合はまさにバラバラの状態で、週末にどのような状態となっているのかはとても不確実性が大きな状態です。
今後の予想は、まさにバラバラの状態ですが、ひとつ言えるのは、週末にかけて、
日本の南海上では、いつどこで新たな台風が発生してもおかしくない状況になるということです。もし台風が発生すれば、台風3号ですが、統計史上、かなり遅い台風3号の発生となります。
不気味な海水温の高さ、本州のすぐ南まで30度以上
気象庁発表での海水温の状況
気になるのは海水温の高さです。
このところ、フィリピンの東から日本の南にかけては、
台風などの熱帯擾乱がほとんどなく、太平洋高気圧に覆われて、
強烈な日差しで海面が熱せられていたこともあり、広く平年より高くなっています。
特に沖縄付近から本州の南海上にかけては、平年より2度以上高く、北緯30度付近まで海水温30度以上の海域が広がっています。
もし熱帯擾乱が発生すれば、この高い海水温の影響で大きく発達して、
日本の南に進んでくる可能性があり、日本のすぐ南で、急発達することも考えられます。
まさに不気味な高さの海水温となってるので今後台風がいきなり発生することが考えられます。
まとめ
今回は台風が6月からきてないから今年は大丈夫なのかと思っている方もいると思ったので、現状の話をしていきました。
大事なのは来ないことを願うのではなく、きても対策できていていかに被害を抑えれるかどうかです。
ただ、建物の破損などはどうしてもできる範囲の幅が小さいので、被害にあったらまず【台風救済センター】にご連絡ください!
火災保険などのサポートお任せください!



