1年の中で台風以外で最も強い風が吹くのはいつだと思いますか?
秋と答える人も多いと思いますが実は春に突風が多いのです。
今回その春に起きる爆風メインストームは火災保険の対象になるのか
話をしていきたいと思います。
【台風救済センター】では台風だけでなくいろいろな時期や災害の時に
お客様を救済できるようアドバイスしていきます。
メイストームとは
メイストームとは、日本においてその名の通り4月後半から5月にかけて、
主に温帯低気圧の急速な発達により大風が吹く気象現象のこと。
この語は和製英語である。別名は「春の嵐」(5月の嵐)と呼ばれています。
過去のメイストーム例
「春の嵐」発生事例(平成24年4月3日~5日)
平成24年4月2日21時に黄海にあった低気圧が急速に発達しながら日本海へ進み、
4月3日21時には中心気圧が964ヘクトパスカルと台風並みに発達していきました。
この低気圧により山形県酒田市飛島では39.7m/s、最大瞬間風速(※)51.1m/s、
和歌山県友ヶ島で最大瞬間風速41.9m/sを観測するなど、
各地で記録的な暴風となり、転倒や屋根からの転落、倒木の直撃などにより多数の死傷者が出たほか、トラックなどの横転事故、住宅の破損や停電、
そして交通機関のマヒなど様々な被害が発生したとのこと。
参考資料 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201304/2.html#firsrSection
1年で風が1番強いのは2月から4月
この図から,最大風速が10m/s以上となる日は2月から4月に多く分布しており,
台風が襲来することによる風の強い日が多いと考えられる9月や10月では0.5日前後と、
1年間を見ると決して多くありません.
このことから,1年で風が1番強いのは,2月から4月、
つまり冬の終わりから春にかけてであることがわかります。
台風時期は豪雨や突風で一回の強さがありますが、2月から4月は突風が発生する
回数が多いことになります。
突風が多いということは風災が起きやすい時期とも言えますね。
つまりこの時期は建物被害が起きやすいといことでもあります。
ではどこから風が強いとなるのか
風の強さはこちら
この暴風や強風とは実際にどのくらいの強さなのかきになりますね。
天気予報では、風の強さについて「やや強い風」「強い風」「非常に強い風」「猛烈な風」という言葉を使い分けて、
「風速何メートル」のように速度に関する情報が伝えられますが、
それらが一体どれだけの被害をもたらすものなのかイメージしにくいかもしれないですし
正直体感と数字が違ったりもします。
そこで気象庁では、近年発生した被害事例をもとに作成した
「風の強さと吹き方」をホームページなどで公表しています。
この表によれば風の強さによって、
屋外にいる人や走行中の自動車への影響、樹木や屋外の様子、
建造物の被害といった具体的な事象をおおよその目安として理解できます。
突風で建物が受ける被害とは
【台風救済センター】では突風により屋根が飛ばされたり、飛来物で窓が割れるといった被害報告が多いです。
さらに、嵐の場合は突風だけでなく雨も降っているケースが多いので雨漏りも多いです。
突風により破損した建物に雨が吹き込むことで、
さらに被害を深刻にするので、台風でなくても風水災被害が多いです。
そのため、急いでブルーシート等で補強している例がよくありますが、すぐに修繕しましょう。
※火災保険は修繕後でも使えます。
過去の災害を見ると、浸水害を防ぐために土のうや止水版を用意したり、
屋根や窓が破損した用のブルーシート等を事前に用意しておく方が良いと思います。
また、送配電の設備が被災して停電することも多いです。
他の災害同様に停電対策もしておいてください。
台風だけが風災ではなく、風が強い日の被害も火災保険対象
火災保険はなにか大きい災害などじゃないと使えないとか、
政府によって名前がつけられた災害じゃないと使えないという決まりはいっさいありません。
あくまで自然が起こした災害が対象なので、そういった意味でも風が吹けば桶屋が儲かるといったように、風がふいて被害があればそれは自然災害であり、火災保険の対象なのです。
つまり、【メイストーム】は火災保険の対象になりますので、
この時期になにかあった場合も
【台風救済センター】に調査させてください。