火災保険は、契約時の補償対象を決めることになっています。
その補償対象とは「建物」と「家財」で、単独でも同時にでも契約が可能です。
では、建物そのものはともかく、犬小屋やフェンスなど、
敷地内にあり一度設置すると動かすことが困難なものは火災保険の補償対象にできるのかというと
結論は、愛犬の犬小屋やフェンスは火災保険対象のケースがある。
つまり、保険対象の場合もあれば、対象じゃない場合もあるということです。
ではその辺をみていきましょう。
犬小屋は外構になるのか?
犬小屋は、一部の意見では外構の一部として扱われる可能性があります。
犬小屋は、屋外で犬を飼うための建物であり、敷地内に設置されます。そのため、敷地内の景観や環境に合わせて設計・配置されることが多く、外構の一部として考慮されるケースがあります。
ただし、犬小屋が外構の一部として扱われるかどうかは、建物や敷地の所有者の考え方や、地域の規制によって異なる場合があります。
一般的に、敷地内に設置する建築物や設備は、地方自治体の条例や建築基準法などの法令に基づき設置や使用が認められていることが前提となりますので、事前に確認することが重要です。
また、保険会社によって解釈が違くなるので、被害が起きる前に、確認はしておいた方が良いかと思います。
外構ってそもそも何?
外構(がいこう)とは、建物や敷地の外部にある環境や景観を整えることを指します。具体的には、庭や庭園、駐車場や車道、門や塀、照明、植栽、敷地内の道路や歩道、水景などが含まれます。
外構は、建物とともに一体的に設計されることが多く、建物の外観や機能に合わせてデザインされます。また、外構は敷地の利用やアクセスの面でも重要であり、安全性や利便性を考慮したデザインが求められます。
外構は、建物や敷地全体の印象や価値を左右する重要な要素の一つであり、美しく機能的な外構は、快適な住環境を作り出すために欠かせないものとなっています。
犬小屋の被害で多い自然災害はなにか
犬小屋が自然災害によって被害を受けることは、地域や災害の種類によって異なりますが、
以下のような被害が多く報告されています。
- 風災:強風や台風によって、犬小屋が倒壊したり、屋根が飛ばされたりすることがあります。また、強風によって周囲の物が犬小屋に飛ばされ、破損したり、犬がけがをしたりすることがあります。
- 洪水:河川や排水溝の氾濫によって、犬小屋が水没することがあります。水没した犬小屋は、修理や交換が必要となります。
- 地震:地震によって、犬小屋が倒壊したり、壁や屋根がひび割れたりすることがあります。また、地震によって周囲の物が倒れたり、破損したりして、犬小屋に被害を与えることがあります。
- 雪災:積雪によって、犬小屋が雪に埋もれたり、倒壊したりすることがあります。また、屋根に雪が積もることによって、屋根が崩壊することもあります。
後付けの犬小屋は火災保険対象になるのか?
後付けで設置された犬小屋に関しては
火災保険の適用については、保険会社によって異なりますので、契約書や保険会社に確認することをおすすめします。
一般的に、火災保険は、建物や敷地内にある設備や備品について補償を受けることができますが、後から設置されたものについては、
保険金の支払い対象となるかどうかについて、保険会社の判断によって異なる場合があります。
また、保険会社によっては、火災保険の補償範囲に、犬小屋やペット用の建物について特別な規定を設けている場合もあります。
火災保険の適用については、保険契約の内容や保険会社の規定に従い、適切に確認することが重要です。
また、犬小屋の設置にあたっては、火災などのリスクを考慮し、適切な対策を講じることが大切です。
その他の外構の種類
●カーポート
カーポートは、特に雪災に弱いものです。
大雪も自然現象のひとつですので、火災保険の補償の範囲内となっていますし、
何かと難しいといわれる火災保険の申請の中でも認定されやすい被害といわれています。
降雪量の多い北海道や東北地域では、
雪災を火災保険で補償するという考え方は知られていますが、
降雪が少ない地域ではあまり知られていないようです。
カーポートの一部でも大雪によって被害が出たときは、
火災保険の活用を検討してみてはどうでしょうか。
●郵便ポスト
郵便ポストは、強風や大雪などにより開閉部分が破損するケースが多いようです。
この場合も、敷地内の建物部分に該当すると考えられるので、火災保険の補償対象となります。
特約をつけることで、自動車や自転車などの衝突による被害も対象にすることができます。
●太陽光パネル
太陽光パネルが被害を受けたときも、火災保険の補償対象となるケースもあります。
火災保険契約後に設置した場合は、保険会社に連絡して補償内容の見直しをしましょう。
●外灯
太陽光パネルと同じく、外灯の被害も火災保険の対象となります。
●メーターボックス・エアコンの室外機
メーターボックスやエアコンの室外機など、後付けの付帯物も建物の一部として扱われることになります。
ちなみに、メーターボックスは火災保険の補償を使うまでもなく、電力会社に連絡して交換してもらえることが多いようです。
まとめ
今回、犬小屋について話していきましたが、まず犬小屋を外構として、認めているか
いないかで火災保険が使えるか使えないか変わっていきます。
ただ、これに関してははっきりとした答えがないことや保険会社の解釈によって違う
ことがわかったとおもいます。
そういった難しいケースの場合は、お客様一人で解決しないで【台風救済センター】にお任せください。
【台風救済センター】ならこのような難しい案件の対応も熟知していますので
まずはご連絡いただければと思います。
【執筆者プロフィール】 | 【記事監修プロフィール】 |
名前:坂野 直耶 経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事 この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、 お客様との長期の関係性が構築できない事です。 火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、 お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても 【三方良し】となっております | 名前:千葉 彰 経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事 一言:画像のスーツも実は保険でおります! インターネットのコメントで良く、 【申請をするなら直接保険会社へ!】や 代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。 |