6月も終わり、7月の暑い時期に凍害の話?って思う方もいると思いますが、
冬に入ってから慌てるのではなく、早いうちに準備していることが自然災害は大事です。
特に雪が多い、北陸地方や東北・北海道の方はすぐに寒い時期になるので、
毎年対策や準備はしていると思いますが、今一度確認しておきましょう。


目次
凍害は保険が使えるのか使えない
結論から言うと、凍害が火災保険で使えるかは×よりの△です。
下記でそのことについては説明します。
凍害って暖かい地域だとあまり聞いたことないでしょうが、寒冷地だと良く起こるメジャーな被害であり、青森や岩手などですと凍害といっても通じる事が多いです。
ではこの凍害は火災保険の対象項目にあるのかというと
火災保険対象災害
火災保険の一般的な補償内容は以下の通りです。
損害の種類・内容
火災
破裂・爆発、落雷 失火・延焼・ボヤなどの火災、ガス漏れなどによる破損・爆発の損害、落雷による損害を補償。
風災・雹災・雪災
台風等の強風による損害、雹(ひょう)や霰(あられ)による損害、豪雪の際の雪の重み、雪の落下などによる事故または雪崩により生じた損害を補償。
水災
台風、暴風雨、豪雨などによる洪水、高潮、土砂崩れなどにより生じた損害を補償。
水濡れ 給排水設備の故障や他人の戸室で生じた事故による水濡れ損害(水漏れ)を補償。
物体の落下・飛来・衝突
車の飛び込みや飛び石など建物外部から物体が落下・飛来・衝突したことにより生じた損害を補償。
盗難
家財の盗難や盗難に伴う鍵や窓ガラス等の建物の損害を補償。
騒擾・集団行動等に伴う暴力行為 集団行動などに伴う暴力行為・破壊行為による損害を補償。
破損・汚損など
子どもが室内でボールを投げ、窓ガラスが破損してしまった等、事前に予測して防ぐことができず、突発的な事故によって生じた建物や家財の損害を補償。
これまでの火災保険では補償内容があらかじめ決められた2、3個のパッケージの中から1つを選ぶような形式が多かったのですが、最近では自分で補償内容を取捨選択できるような商品も増えています。立地環境などにより明らかに不要な補償があればそれを外すことによって保険料を抑えることが可能です。
あれ?これ見ると凍害という被害がないです。
基本的に凍害は火災保険対象項目の中には含まれません。
では凍害とはなにかというと、
凍害とは
凍害は字の通り、急激な温度低下で屋根や外壁の含んでいる水分が凍ったり、溶けたりを繰り返し建物に被害を与えます。
主に寒冷地でよくみられる被害であり地元地域では『凍て割れ』と呼ばれることもあります。
凍害被害が厄介な理由
凍害の被害の厄介な理由は
①突発的に被害がないため、目に見えにくく、ジワジワ建物をむしばむため、
住んでいるかたですら早期発見が難しい。
②被害箇所によっては被害箇所の外部ではなく内部から被害を受けているため、
被害が見つかった時には深刻な被害になってることも多いです。


凍害が発生しやすい箇所
①屋根の漆喰の損傷

風災とは違い、凍害の場合は建物全体に被害をもたらすことが多いです。
②屋根がかける

大きな割れが出るといったわけではなく、写真のように角部分だけ欠けてしまったりするケースが多いです。
③サイディングや外壁目地の被害

目地の部分がはがれてしまう被害
外壁の表面が剥がれてしまう被害
表面が崩れる被害
目地被害
④その他
凍害は水分が凍ったことによる被害のため、水回りは凍害を受けやすい傾向にあります。
換気口付近の壁が剥がれたり、膨らむ被害
風呂・トイレ・キッチンの外壁の剥がれたり、膨らむ被害
凍害は保険申請対象外!?
凍害だけでいえば火災保険申請の対象外です。
約款に書いてないからといえばそれまでですが、
火災保険で下りないのは凍害の起こる過程と原因にあるかと思います。
まず凍害の被害の過程としては突発的な被害ではなく、
だんだん被害箇所に損傷を与えていくため、事故日を特定する事ができません。
この事故日を特定できない事が火災保険とは相性がかなり悪く、これは雨漏り等の被害にも同じことが言えます。
凍害はもちろん自然災害によるものですが、
例えば瓦の被害であれば経年劣化により塗装が薄くなってしまうと、
含まれる水分も多くなり凍害に発展する可能性が高まるという観点から、
経年劣化として含まれることも保険申請において不利になる要因です。
では先ほど×よりの△といったのはなんでかというと、
凍害だけの被害では無理ですが、雪害として申請すると火災保険の対象になることがあるからです。
申請のやり方を工夫して寒冷地でも保険申請する
雪害での保険申請
やはり寒冷地で一番多い被害は雪害によるものです。
主に多いのが雨樋・カーポート・フェンスなどが該当します。また雨樋やフェンスなどは写真の撮り方を工夫しないと保険が認められない事も多いため、申請に慣れている業者を活用する事をお勧めします。
また雪害の場合注意したいのが事故は積雪ではなく降雪で判断されます。
積もった量ではなく、降った量で判断するといった事ですが、何を伝えたいかというと雪かきを怠って凍ったん場合、雪が積もったときより、重量は重くなります。
注意:雪が凍ってその重みによって起こった被害は雪害に認定されませんので必ず雪かきは行いましょう!
雪かきの際誤って壊してしまった被害も火災保険対象です。
屋根の健康を保とうとして雪下ろしをしたら、屋根を壊してしまったという事は本末転倒とも言えますが、このような際にも火災保険の【破損・汚損】が適用できますので安心して雪かきをしましょう。
まとめ
今回は凍害について話していきましたが、自然災害であっても火災保険の対象にならないものもあります。
しかし、寒冷地であれば凍害はつきものです。そういった地域は雪も多く降るので、
まずは凍害が起きないよう雪が止んだら雪かきなどして、なるべく屋根などに水をためてしまうような環境にしなことと、
凍害が起きた場合、他の箇所が雪災などの被害があることが考えられるので、
まずは【台風救済センター】にご連絡ください。無料で建物調査します。




| 【執筆者プロフィール】 | 【記事監修プロフィール】 |
名前:坂野 直耶 経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事 この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、 お客様との長期の関係性が構築できない事です。 火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、 お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても 【三方良し】となっております | 名前:千葉 彰 経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事 一言:画像のスーツも実は保険でおります! インターネットのコメントで良く、 【申請をするなら直接保険会社へ!】や 代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。 |


