外壁塗装は火災保険の対象外?それってほんと?申請のプロが教える

建物の年数がたっていくと、外観の見栄えも悪くなってくるので、

外壁の塗装を考える方もいるのではないでしょうか?

ただ、外壁全部の塗装をやるとかなりの高額になってしまいますし、

日数もかかってしまいます。

また、ただの年数による劣化であればしょうがないですが、台風の時期など、

物が飛んできて擦れてしまった箇所の塗装や自分で知らないうちに屋根や外壁の

塗装にヒビが入っていたりした場合も実費になるのは痛いですよね。

今回はそんな塗装を火災保険で賄えないのか話していきます。

外壁塗装は火災保険の対象外?それってほんと?申請のプロが教える
外壁塗装は火災保険の対象外?それってほんと?申請のプロが教える

まず初めに塗装で知っておいてほしいこと

塗装をするうえで、まず費用がどのくらいなのかを知っておいてほしいと思います。

外壁塗装の相場は80万円~になります。※屋根は含まず

ではそのうち訳はどうかというと

※弊社が見積もりするうえではこんな感じになるかと。

塗料代20%

足場代30%

人件費20%

利益20%

その他10% ※処分費や運搬費用等

がおおよそになります。

ここできになるのが、他社さんはどんな感じかというと

参考資料 外壁塗装ジャーナル 

塗装会社の見積で重要なのは、いかに良心的な見積書かです。

安すぎても仕事が丁寧でなかったりすることもあるので、値段だけで見るのは

あまりよくないです。

ではどういったところを見ていくのかというと、

地域に密着している塗装屋さんが良いと思われます。

こういった塗装屋さんになります。

【江戸川塗装】

https://edogawatosou.com/

外壁塗装は火災保険の対象外?それってほんと?申請のプロが教える

地域に特化している塗装屋さんだからと言って、その地域だけではなく

きちんと全国回っているのでそこはご安心ください。

ではなぜ地域密着の塗装屋さんが良いかというと、

それだけ腕に自信があるからです。

その地域で悪評になってしまったらその時点で終わりです。

地域密着にするということはそれだけクレームがすくなかったり、

口コミに絶対的な自信があるからなのです。

また、大手になるとそれだけ費用も高くなります。

では、塗装工事は火災保険対象でなのかというと

一部の業者から【火災保険で外壁塗装が無料になる】はどうなの?

【火災保険を使えば外壁塗装はタダになります!】

という勧誘・広告を目にしたことがある方は多いと思います。

まずは、この勧誘が本当なのかを明らかにしておきます。

外壁塗装に火災保険を適用することは可能です。

火災保険がおりれば外壁塗装が無料というのは嘘ではありません。
ただし、火災保険の適用には条件があり、

単なる外壁塗装工事の場合はまず当てはまらないため

「確実に無料になります!」とは言えない点に注意しましょう。

外壁塗装に火災保険を適用するための条件は?

1.外壁・屋根の破損が災害によるものであること

火災保険が外壁塗装に適用されるのは、「災害によって外壁・屋根に補修・塗装などが必要になった場合のみ」です。

つまり、同じ外壁・屋根の破損でも、原因が火災か自然災害でなければ火災保険の補償は受けられません。

ここでいう自然災害とは、風災(台風)・雪害(豪雪)・豪雨などです。

水害(洪水・高潮など)や窃盗、騒擾は、プランによっては補償の対象外なので、注意しましょう。また、水害は入っていない人が多いので一度ご自身の保険は確認しておくと良いでしょう。

2.被災から3年以内に申請を行うこと

結論からいうと火災保険の申請期限は、「3年」です。

保険法第第九十五条に明記されているので、引用します。

(消滅時効)
第九十五条 保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第六十三条又は第九十二条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、これらを行使することができる時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。
引用元:保険法第九十五条

つまり3年以内に申請しなければいくら自然災害の被害があっても

保険対象外になりますので注意が必要です。

3.損害の補修にかかる費用が火災保険の免責金額を超えること

火災保険には、免責金額といって、「この金額以下の補修は自己負担で直してください」という基準になる金額があります。

基本的には20万円以下の修繕は自己負担でやってくださいというのが普通です。

今回の結論は、塗装も3年以内の自然災害による被害があれば火災保険対象になるということです。

塗装だけで火災保険が使えないのであれば、最適なタイミングはいつ?

先ほど塗装の費用について話していきましたが、塗装を行う上でかかる費用が高くなるのが、

足場です。足場は大体屋根を塗装するだけでも40万~50万はかかります。※平米数による。

なので塗装したいけど、【実費だと高すぎる】、となった場合、台風や地震、雪災などの被害があった時に一緒にやることが望ましいです。

特に台風後は、雨どいや屋根の破損が多くなるので、その場合必ずと言っていいほど

足場を組むことになります。

つまりその時に一緒に塗ってもらえば、塗装だけやるときと違って、足場などは火災保険で

賄えることで、実費が少なく済みます。※あくまで被害箇所のみ申請を出すようにしてください。

業者によっては、保険会社に提出する見積を、【工事してくれるのであれば、水増しして見積もり作ってあげると】か言ってきますが、そういうところは絶対にやめときましょう。

塗装に関しては補助金がでることもある

外壁塗装や屋根塗装に補助金が出ることがあります。

ただし、外壁塗装や屋根塗装が対象となる助成金(補助金)の内容は、自治体ごとに異なります。
外壁塗装の工事をおこなう場合は、国・都道府県・市区町村・地方自治体が実施している助成金や補助金制度について調べるようにしてください。
以下、外壁塗装に助成金を用意している自治体の例をご紹介しときます。

・東京都品川区
助成金名:住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修)
助成金額:工事費用の10%(上限20万円)
内容:遮熱性塗料を用いた塗装工事などの「エコ住宅改修」や、手すり設置などの「バリアフリー住宅改修」を目的としたリフォームが対象です。上記の助成額は、個人住宅向けの金額ですが、マンションの管理組合などが申請者の場合は、工事費用の10%(上限100万円)となります。所得制限や「区内の施工業者に依頼すること」など、応募条件が細かく設定されているため、区のHPなどでご確認ください。

こういった形で一部補助してくれる地域や県が複数存在しますのでまずは補助金が出るかなど

確認しとくことが良いでしょう!

まとめ

今回塗装について話していきましたが、塗装のみの火災保険は対象になりませんが、

自然災害があった場合は塗装の費用が出る場合があります。

また、台風後などに一度建物調査し、被害がないかなど確認してもらったて、屋根などに被害があった場合、一緒に塗装をしてしまうのも手ではあります。

また、各自治体によって、補助金をだしているところも多数あるので

そういった補助金も使いながらうまく塗装するタイミングを見つけて下さい。

【台風救済センター】ではどんな調査も無料していますので、気軽にご連絡ください。

外壁塗装は火災保険の対象外?それってほんと?申請のプロが教える
外壁塗装は火災保険の対象外?それってほんと?申請のプロが教える

      【執筆者プロフィール】         【記事監修プロフィール】

名前:坂野 直耶
経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事
この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、
お客様との長期の関係性が構築できない事です。
火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、
お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても
【三方良し】となっております
名前:千葉 彰
経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事
一言:画像のスーツも実は保険でおります!
インターネットのコメントで良く、
【申請をするなら直接保険会社へ!】や
代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。

Follow me!