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地すべりは火災保険対象なのか?
一般的に、火災保険は、火災や地震、洪水、台風などの自然災害による被害を補償する保険ですが、地すべりによる被害については保険会社によって異なります。
一部の保険会社では、地すべりによる被害を含めた土砂災害に対して保険が適用されることがあります。
ただし、保険金の支払いには、以下のような条件がある場合があります。※必ずではありません
1.事前の対策が必要 :地すべりによる被害を想定し、防災対策を講じていることが条件となることがあります。例えば、地盤調査を実施しており、地盤が弱い場所に対して補強工事を行っている、防災用品の備蓄や避難場所の確認を行っているなどの対策が必要です。
2.非常事態であることが必要: 保険金の支払いには、地すべりが非常事態であることが必要です。つまり、地すべりが発生して建物や財産が被害を受けた場合にのみ、保険金が支払われます。
3.特約が必要 :一部の保険会社では、地すべりによる被害を含めた土砂災害に対する補償については、特約が必要となる場合があります。また、保険料が高くなることがあるため、詳細については保険会社に問い合わせることが必要です。
以上のように、地すべりによる被害に対する保険の対応は保険会社によって異なるため、契約前に保険会社に確認することが必要です。
地すべりとは?
地すべりは、地盤が崩壊して斜面の土砂が大量に滑り落ちる現象を指します。
地震、豪雨、山火事などの自然災害や、斜面の崩壊、
工事や採掘などの人為的な要因によって引き起こされることがあります。
地すべりが起こると、家屋や道路、橋梁などの建造物や、人命にも大きな被害をもたらすことがあります。
地すべりの発生時には、周囲の安全確保や避難などの対策が必要です。
地すべりで補助金はでるのか?
地すべりに関して、各自治体による補助金の制度があります。
補助金の内容や申請方法は、地域や自治体によって異なるため、具体的な情報については、自治体のホームページや役所、防災行政無線などで確認することが必要です。
一般的には、国や自治体によって設置された災害補助制度に基づいて、
被害を受けた個人や法人に対して、復旧や修繕に必要な費用の一部を補助することがあります。
具体的には、土地や建物の復旧、家財道具の修繕、避難費用などが対象となることがあります。
補助金の申請には、被害状況の証明書類や支払いを行った書類、
必要な手続き書類などが必要となります。申請期限や手続き方法などは、自治体によって異なりますので、注意が必要です。
例
がけ地近接等危険住宅移転事業 大分県日田市
がけ崩れ、土石流、地すべり等の危険から県民の生命の安全を確保するため、
がけ地の崩壊等により住民の生命に危険をおよぼす恐れのある区域において危険住宅の移転を行う者に対して、
市町村と連携して予算の範囲内において補助金を交付し、
危険住宅からの移転を促進するものです。
地すべりの対策はこちら
地すべりの対策は、地盤や斜面の安定化、土砂の流出防止などが主な方法となります。
以下に具体的な対策例をいくつか挙げます。
- 地盤改良: 地盤の強度を高めるために、石灰混和土、セメント混和土などの混和材料を使用する。
- スロープ改良: スロープの崩壊や崩落を防止するために、防護フェンスやコンクリート壁の設置、植生の復元などを行う。
- 土壁の設置: 土壁を設置して、土砂の流出を防止する方法です。地盤が弱い場合や斜面が急傾斜の場合に有効です。
- 集水排水施設の整備: 土砂流出を防止するために、集水排水施設を整備する。
- 道路の脇に護岸を設置: 道路脇の斜面を安定化するために、護岸を設置する。
地すべりは予測が難しい災害の一つであり、
完全な防止は難しいかもしれませんが、
適切な対策を行うことで被害を最小限に抑えることができます。
地すべりの発生が予想される場合には、早期に適切な対策を行うことが重要です。
傾斜地にお住まいの方はなにが大切?
傾斜地にお住まいの方は、地すべりに関する知識と対策が非常に重要です。
以下に、傾斜地にお住まいの方が地すべりに備えるために大切なことをいくつか挙げてみます。
1.地盤調査の実施 自宅周辺の地盤がどのような状態であるかを把握することは、
地すべりに対する最初のステップです。
地盤が弱い場所や沈下している場所があれば、
専門家による地盤調査を実施し、対策を講じる必要があります。
2.周囲の環境の確認 周囲にある斜面や急傾斜の場所、河川やダム、
道路や橋などが地すべりの危険性が高い場所であるかを確認し、
必要に応じて避難計画を策定する必要があります。
3.適切な防災グッズの準備 地すべりが発生した場合に備えて、
適切な防災グッズを備蓄しておくことが必要です。
具体的には、非常食や飲料水、防寒着や雨具、ラジオや懐中電灯などが挙げられます。
4.定期的な点検・メンテナンスの実施 自宅周辺の斜面や傾斜地にある植物の状態や、
排水口の詰まりや流路のつまりなど、
地すべりにつながる要因となるものについて定期的に点検・メンテナンスを実施することが必要です。
5.緊急時の避難計画の策定 地すべりが発生した場合には、
速やかに安全な場所へ避難することが必要です。
地元の自治体の防災担当部署や消防署などが公表している避難場所などを確認し、
避難計画を策定しておくことが必要です。
これらの対策を講じることで、傾斜地にお住まいの方でも地すべりに備え、被害を最小限に抑えることができるので対策してみてください。
傾斜地に住んでない方は安心か?
傾斜地にお住まいでない方でも、地すべりによる被害を受ける可能性があることから、
地すべりに関する知識や対策の意識を持つことは非常に大切です。
例えば、
傾斜地に住んでいなくても、自宅や職場の近くに道路や橋、ダムや河川などがある場合には、
地すべりによる被害を受ける可能性があります。
また、大雨や地震などの自然災害が起きた場合には、
地すべりが発生する可能性が高くなります。
地すべりの被害を最小限に抑えるためには、地すべりに関する知識を身につけ、
日頃から周囲の地形や自然災害情報を確認し、
適切な行動をとることが必要です。
具体的には、地盤が弱い場所や斜面が急傾斜の場所を避け、
防災グッズの準備、避難計画の策定などが必要です。
地すべりについての正しい知識や対策を身につけることは、自身や周囲の人々の安全を守るために非常に大切なことです。
保険会社によって地震保険に地すべりも入っている
東京海上日動の地震等による自然災害などで適用される補償内容で
・揺れによる家の倒壊、
・埋め立て地による液状化、
・地すべり
というふうになっています。
つまり、火災保険とセットの地震保険に入っていれば、
地すべりで被害があった場合に
保険がでるようにしている保険会社が多いということです。
まとめ
今回は地すべりについて話していきましたが、地すべりによって被害があった場合は
火災保険の単体だけでは、保険がおりることは難しいですが、地震保険に入っていれば
地すべりによる被害も、地震保険でおりる可能性があります。
また、各自治体によって補助金をだしているところもあるので、
そういったところもうまく活用していきましょう。
【台風救済センター】では、火災保険や地震保険でおりずらい被害も
他社よりおろしやすい技術を持っています。
もしお困りな方がいれば【台風救済センター】にお気軽にご連絡ください。
【執筆者プロフィール】 | 【記事監修プロフィール】 |
名前:坂野 直耶 経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事 この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、 お客様との長期の関係性が構築できない事です。 火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、 お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても 【三方良し】となっております | 名前:千葉 彰 経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事 一言:画像のスーツも実は保険でおります! インターネットのコメントで良く、 【申請をするなら直接保険会社へ!】や 代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。 |