台風の本格的な時期が近づいてきましたが、

先日調査いったお客様で目地の亀裂がかなりひどかったので、

この亀裂はどういった形でできてしまうのか、

また、コーキング亀裂は火災保険対象なのか今回は話していきたいと思います。

5月が多い自然災害はなにか?対策と火災保険申請の準備を!?
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目地とはなにか

目地とは、建築物や土木構造物において、少し間隔を空けた部材間の隙間・継ぎ目の部分。

とくに、組積みする石・煉瓦(レンガ)・コンクリートブロックの継ぎ目、

あるいは仕上に貼るタイルの継ぎ目を指す。目地に充填される建築材料のことを目地材・目地剤または単に目地ともいう。

コーキングとは

コーキングとは、建築物において目地剤などで隙間を塞ぐ作業を指し、気密性や防水性を高めることを目的としておこなわれます。

コーキングに使われる充填材の材料は様々な樹脂です。

シリコン系は耐熱性・耐水性・耐久性に優れ、浴室やキッチンなどで力を発揮しますが、目地周辺を汚染する可能性があるため汚染防止処理が必要です。

変成シリコン系は耐熱性や耐水性がシリコン材にやや劣りますが、非汚染性に秀でています。

ウレタン系は硬化後にゴム弾力性が備わり、高い耐久性を誇るものの、紫外線に弱いため塗装が必須となります。

ポリウレタン系は耐熱性・耐水性・耐久性が低い一方で優れた非汚染性を持っており、シリコン材と真逆の特性となっています。

このようにコーキングとは様々な場所の隙間を埋める大事な役割をしているものとなります。

目地のコーキングの亀裂とは

このように目地のコーキングに亀裂が入るとこのようになります。

これをみるとなにかしら被害があったように感じますね。

このまま放置するとどうなるかというと

コーキングの劣化を放置するとどうなるか?

コーキングの寿命は5~10年程度が目安と言われています。

コーキングは、紫外線や雨、汚れ、熱など外的な刺激に長期間さらされ、徐々に劣化します。

劣化が進行する過程で「ひび割れ」「剥離」「破断」など特有の症状が現れるようになりますが、

放置すると水分を内部に侵入させるようになるため注意が必要です。

コーキングが劣化して水分が建物内に侵入するようになると色々な影響を及ぼし、

自分だけではなく、他人にまで迷惑をかけてしまうことがあります。

コーキングの劣化を放置すると何が起こるか。

雨漏り、耐久性の低下があげられます。

雨漏り

コーキングが劣化して水分の侵入を許すようになると、まず外壁材や胴縁材などが吸水します。

そうすると、外壁材の強度がなくなるのでもろくなったり、

あるいは胴縁材がカビや腐朽を発生させたりすることがあります。

基本的に下地面には防水シートを貼っているためすぐに雨漏りを起こすことはありませんが、

胴縁材の腐れや防水シートを固定しているタッカーの錆びなどから、

劣化はさらに加速して水分はさらに内部へと入り込むのです。

その結果、建物内部まで水分が到達すると雨漏りに発展します。

室内の雨漏りは、コーキング劣化からのもよく多いです。

耐久性の低下

水分が建物内部に入り込む過程で、

柱や土台など重要な構造が濡れることもあります。

木材が水分を含むと木材腐朽菌が繁殖することがあり

、気づかずに放置すると建物の耐久性は著しく低下してしまいます。

耐久性が低下すると、なにかあった場合に重大な症状を引き起こすのです。

目地のコーキングの亀裂は劣化と判定されやすい

コーキングの劣化(剥離)は火災保険を活用する事は可能なのか?

結論は難しいです。

火災保険は突発的な自然災害に活用が可能です。

保険対象になります。

※保険認定は地震や台風による風災が極めて多いです。

しかし保険の支払い対象外としては経年劣化というものが挙げられます。

特に、コーキングの亀裂は劣化によることがほとんどなので火災保険を使おうとすると、

認定はかなり難しいです。

しかし、

台風等でコーキングが破損してしまった際に保険が承認されやすくなるポイントは2点あります。

①増し打ちという項目は使わない

増し打ちは現状復帰の修繕ではなく、保険会社からは家の強度を上げる工事だとして、

被害箇所ではなく見積もりの名目上だけで否決になってしまう事も考えられるためこの工法は

避けた方が良いです。

②ひび割れ等の写真は使わない

写真ではひび割れはあくまでも劣化と扱われてしまう事があるため、

全体の写真を撮るのではなく写真を厳選して保険申請を行いましょう。

余計な部分が入っていたために全体の保険承認金額が下がってしまったといケースも少なくありません。

地震保険に入っているなら目地のコーキングの亀裂も少しは有効

目地のコーキングの劣化は、ただ単純に劣化して亀裂が入ることは少なく、地震による振動や、

線路付近の建物だとその振動で起きやすいといわれています。

ということは、地震が多い地域や、地震が最近来たとこで、

地震の被害が見られた場合、

このような目地のコーキングの亀裂があると、基礎に小さなクラックだけでも地震による被害があったと保険会社も認めてくれる場合があります。

目地のコーキングの亀裂だけでも台風救済センターにまずご連絡を

今回は、非常に難しい目地のコーキングの亀裂について話していきましたが、

他社では厳しくても

台風救済センターでは保険をおろすポイントやどういったものが火災保険でおりやすいのか熟知しています。

今まで、こういった難しい案件で保険がおりなかった方でも、

是非一度、【台風救済センター】にご連絡ください。

保険の認定がおりなかった場合一切費用はかかりません。ご安心ください。

      【執筆者プロフィール】         【記事監修プロフィール】

名前:坂野 直耶
経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事
この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、
お客様との長期の関係性が構築できない事です。
火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、
お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても
【三方良し】となっております
名前:千葉 彰
経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事
一言:画像のスーツも実は保険でおります!
インターネットのコメントで良く、
【申請をするなら直接保険会社へ!】や
代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。

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