まず、よく外壁の隙間を埋めるために使われている

【コーキング】と【シーリング】ってどう使い分けているか

知っていますか?

業界によって呼び方が違うので正直混乱しますよね。

では、このような隙間を埋める【コーキングやシーリング】に亀裂が

入ったら自費で直すか、無償で直すかどちらがいいですか?

もちろん無償で直す方が良いですよね。

実は【コーキングやシーリング】などは火災保険で直せるケースがあります。

コーキングとシーリングの違いって

コーキングとシーリングには、明確な違いがなく

同じ意味として用いられることが多いです。
コーキング材は、水の侵入を防いだり、外壁の負担を軽減したりする役割がありました。
実はシーリング材にも同じ役割があります。
目地や隙間などを埋めて密封できるので防水性もあり、

役割としてはほとんど変わらないものです。
ですので、コーキング材もシーリング材も、同じ材料を指すことがほとんどであり、

建築現場では同義語として扱われています。
そのため、現場では職人の年代や会社、

地域によっても呼び方が変わりますが気にしないでください。

つまり、【コーキング】【シーリング】も用途は一緒なのです。

【コーキング・シーリング材】の用途とは

リフォーム工事などでシーリング材を用いる際には、

主に3つの使い方があるのでご紹介します。

サイディングのひび割れを防ぐ

サイディング壁は、サイディングボードを外壁下地に張り付ける工法で施工するのが特徴です。

サイディングボードは堅く薄いため、

気温変化で膨張したり地震の揺れなどで負荷がかかったりすると、ひび割れや破損を起こす可能性があります。
そのため、「目地」と呼ばれる隙間にシーリング材を充填し、

サイディング壁への負荷を軽減して不具合を防ぎます。

外壁の隙間の【シーリング】に亀裂が!これも火災保険対象なの?

最近はサイディング壁の住宅が増えています。

接着剤として建材を固定する

シーリング材の2つ目の用途は、建材を固定することです。
屋根工事では、屋根の棟板金が飛んでいかないように釘で固定しますが、

釘を打ち込んだところにシーリング材を打つと飛散防止に役立ちます。
また、瓦屋根のズレを補修する際に、

シーリング材を接着剤として使用するなど接着性を活用した工法があります。

雨漏りの応急処置

雨漏りが起きている場合、劣化箇所をシーリング材で埋めることで応急処置ができます。
雨漏りの原因になりやすい劣化の症状というと、
金属屋根の穴あき
屋根や外壁のひび割れ
天窓やサッシまわりのシーリングの破損
などです。
雨漏りで水分が建物内部に侵入すると、

構造躯体に影響を与えて家の寿命を短くするおそれがあるため、

早急に対処した方が良いです。

コーキング・シーリングの被害状況

外壁の隙間の【シーリング】に亀裂が!これも火災保険対象なの?
外壁の隙間の【シーリング】に亀裂が!これも火災保険対象なの?

このようにヒビが入ったり、

剥離したりする状況はよく見ますし、これがあるからと言って

すぐに被害が出るわけでもありません。

ただ、これを放置しすぎると雨漏りやその部分から建物内部に侵入し、

建物自体の耐久性を低下させるので注意です。

このブログも参考にしてください。

【コーキング】が剥離!火災保険で直せるのか?申請の仕方がカギか?

建物に住んでいると、いたるところにあるコーキング。 室内にも外壁にもたくさんあります。 ではこのコーキングが剥離(切れる)したり、劣化した時の 修繕は実費でないと…

コーキング・シーリングの劣化亀裂等は火災保険の対象なのか?

コーキング・シーリングの劣化亀裂等は火災保険の対象なのか?

というと

結論は△です

火災保険は突発的な自然災害に使えるものなので、

こういう外壁などに使用されているコーキングやシーリングも自然災害などで

被害にあった場合は適応となると考えられます。

では、こういうのを見たことないでしょうか?

外壁の隙間の【シーリング】に亀裂が!これも火災保険対象なの?

マンションなどにみられる黒ずんだ線。

こをみると何やら何かしらの被害にかんじますが 

これはただの汚れで、ブリードと呼ばれる現象です。

シーリング(コーキング)の黒ズミの原因はブリード

ブリード現象とは、シーリング材と塗料が反応することで、

上記写真のようにシーリングが黒ずんだりグレーの汚れが浮き出てきたりする症状です。
ブリード現象は、シーリングを打ち替えしてその上から塗装した場合に起こる現象です。
外壁の素材がモルタルでもサイディングでも、両方で発生します。

これが、【ブリード】という現象です。

ブリードの原因は、シール材の中に可塑剤(かそざい)という成分によるものです。
塗り終わった後はキレイでも、時間が経ちシール内部の可塑剤が塗料と反応して浮き出てくることで、

塗装面に移行しベタつき感がでてきます。
これにより汚れを拾いやすくなり、黒ずんできます。
塗装の業界では、これを汚染(おせん)と言います。

つまり、一見被害がありそうに見えますが、

このブリード現象はもちろん火災保険対象外と思ってください。

シーリングやコーキングのことなら【台風救済センター】へご連絡を

今回は、シーリングやコーキングついて話していきましたが、判断が難しい被害も

台風救済センターにお任せを!

今まで、こういった小さなことでは保険関係ないと思っていた方も

是非一度、【台風救済センター】にご連絡ください。

保険の認定がおりなかった場合一切費用はかかりません。ご安心ください。

      【執筆者プロフィール】         【記事監修プロフィール】

名前:坂野 直耶
経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事
この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、
お客様との長期の関係性が構築できない事です。
火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、
お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても
【三方良し】となっております
名前:千葉 彰
経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事
一言:画像のスーツも実は保険でおります!
インターネットのコメントで良く、
【申請をするなら直接保険会社へ!】や
代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。

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