保険会社に被害の申請をしたら、まず見積書と写真を要求されます。
その内容をみて、そのまま審査になるか、はたまた鑑定人がその被害を直接みて査定すると
どちらかになります。
ビッグモーターの事件以降、保険会社の信頼おちてしまったことから、写真だけの判断で否決にすると被保険者からなにをいわれるかわからないこともあり、
ここ最近は必ずと言っていいほど鑑定人がくることになります。
ちなみに金額が低い場合は写真だけに承認されることがありますが、金額が高い場合は絶対に鑑定人が来ます。
ではこの鑑定人が来た際に気を付けておくことはどんなことがあるのか今回話していきたいと思います。

目次
保険鑑定人ってなに?
火災保険の鑑定人(かんていにん)は、
火災保険に関連する請求や損害について調査や評価を行う専門家です。
火災や災害が発生した際に、保険会社や被保険者が申請する保険金の支払いや補償額の決定に関わります。
鑑定人は一般的に保険会社が雇う専門家であり、
火災や災害の原因や被害状況を調査し、
保険契約の条件や規定に基づいて損害の程度や保険金の支払いの適否を判断します。
その際、建物や財産の評価、修復や補償に必要な費用の見積もり、
そして保険金の支払い額を決定する役割を果たします。
鑑定人は法律や規制に基づいて行動し、公平かつ客観的に損害を評価します。
彼らの役割は、保険金の支払いに関するトラブルを解決し、
被保険者や保険会社の権利を保護することにあります。
というのは建前で、保険会社が呼ぶ時点で公平性はないといえるでしょう。
現に保険会社のやり方に不満をもちつつ、こちら側の味方の鑑定人から詳しく話を聞くことができました。
保険鑑定人が調査にいき保険おろさなかった場合インセンティブをはらう保険会社もあるようです。
また、保険会社の中でも自分らに有利な鑑定会社を使うように意図的にしている担当者もいることはいっていました。
また、それとは別に1回いくらと決めている保険会社もあるので鑑定人のモチベーションが鑑定会社によってまちまちなのでこういった不満がでる鑑定人もいるようです。
しかし、共通していえることは保険会社が選ぶので、保をバンバン下ろしてしまっている鑑定人を使うわけがありません。
ということは、鑑定人も保険を下ろさないことが次の仕事になる仕組みの時点でもはや公平性なんてものはありません。
そうはいっても鑑定人の中でも正義感ある方もいて、きちんとした仕事をしてくれる人もいるので
全員が全員そうとは限らないこともいっておきます。
下記はその保険鑑定人が来た際に何を気を付けるのか話していきたいと思います。

鑑定人の立ち合いの際は質問をどんどんしましょう
鑑定人の立ち合いとなると少し不安になる方もいるとは思いますが、
鑑定人の立ち合いはこちらが思っていることをぶつける場でもあります。
というのも基本的には保険会社は鑑定人の調査書をもとに保険の承認・否決などを決めていきます。ちなみに否決の時は鑑定人の報告なので鑑定会社にきいてくれという責任転換する担当者もいるので注意。※ただ承認の場合の金額は鑑定人の報告通りにしないことも多々あるようです。
こういった保険会社と鑑定人との関係からまず承認となるためには
鑑定人が被害と認めた報告をさせることが大事です。
ではなぜ質問を多くすることが大事かというと、
それは鑑定人が保険会社に報告するときと、現場でお客様にいろいろ聞かれた際の意見がかわるからです。
どういうことかというと、上記でも説明しましたが、
保険鑑定人とは名ばかりで、保険会社側に有利になるようにします。
被害があったときにこれは被害ありだなと思っても、どうやって否決にもっていこうかなと考えてると思ってください。
お客様がなにも言わず見ているだけ、「鑑定終わりましたので後日保険会社から連絡あるのでまっててください。」で終わらせてしまうと、
鑑定人も考える時間が多く取れますし、物静かだから否決になっても文句いわなそうな方だと思われてしまいます。
要は人柄もみているのです。
また、その場で立ち会うのなら現場できちんと報告を受けていた方が被保険者様自体納得いくと思いますし、疑問点をそのまま聞けます。
そして鑑定人も人なので、質問をたくさんされるとこの人適当なこといったら後でうるさそうだなとなり、まっとうな報告を保険会社に言う確率があがります。
鑑定人が適当な発言だと感じたらすぐに鑑定人変更
鑑定人が来た際にいろいろ質問をしてみると、根拠のない発言やいきなり否決の話をしてくる鑑定人もいます。そういった場合保険会社の結果を待たずに、保険会社に連絡の上、鑑定人を変えてもらうようにしてください。
中には鑑定人は変えませんという保険会社がいますが、まず保険会社が選定している時点で公平性はないのに対し、1つの会社のみで決めようとしていることは明らかに保険会社に有利な状況にもっていこうとしているのがみえてるので鑑定人を変えてやり直すよう強く言えば折れたりします。
鑑定人はここ最近2回は来させた方がいいとおもってください。
すんなり保険がおりるのであればいいですが、保険会社はあの手この手を使って保険を下ろそうとしないので。
また、鑑定人に質問しても、「保険会社に報告するので保険会社かた聞いてください」といってきたらその場で立ち会っているわけだから今ちゃんと話をするよう要求して下さい。
それでも頑なに言わない場合はその場で保険会社に連絡し、鑑定人の変更を申し出ててください。
まとめ
今回は保険鑑定人が来た際に注意する点について話していきましたが、
鑑定人がくることになった場合はまず上記の点に注意しておくとよいでしょう!
もちろんここに書いていない注意事項やアドバイスも【台風救済センター】にご相談いただければお手伝いします。
下記よりお気軽にお問合せ下さい。




【執筆者プロフィール】 | 【記事監修プロフィール】 |
名前:坂野 直耶 経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事 この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、 お客様との長期の関係性が構築できない事です。 火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、 お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても 【三方良し】となっております | 名前:千葉 彰 経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事 一言:画像のスーツも実は保険でおります! インターネットのコメントで良く、 【申請をするなら直接保険会社へ!】や 代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。 |