題名だけではなにいってるのかわからない人もいるので順をおって説明していきたいと思います。
まず今回調査いったご家庭は、愛知県のご自宅になります。
調査にいったのは12月ごろになります。
最初に目に行ったのは、のし瓦が1つだけとれていました。
5枚目6枚目の写真をみてください。
のし瓦は、
日本の伝統的な屋根瓦の一種です。主に日本の寺社建築や民家などで使われています。のし瓦の特徴と役割について以下に説明します。
特徴
- 形状:
- のし瓦は細長い長方形の形状をしており、通常、他の瓦の上に積み重ねて使用されます。
- 瓦の両端がわずかに上向きにカーブしていることが多いです。
- 材質:
- 主に粘土を焼いて作られていますが、地域や時代によっては異なる材料が使われることもあります。
- 装飾:
- のし瓦には装飾が施されることが多く、特に寺社建築では細かい彫刻や文様が見られることがあります。
役割
- 防水性:
- 瓦全体の防水性を高めるために使用され、屋根からの雨水の流れをコントロールします。
- 屋根の勾配部分や、棟(むね)と呼ばれる屋根の最上部の部分で使用されます。
- 構造補強:
- 他の瓦を押さえつける役割もあり、風や地震などの外力に対する耐性を高めます。
- 美的要素:
- 日本の伝統建築における美的要素として重要な役割を果たし、建物全体のデザインに調和をもたらします。
歴史と文化
- のし瓦は日本の建築文化に深く根ざしており、特に江戸時代以降の建築において広く普及しました。
- 現代においても、伝統的な建築物の修復や新築に際して使用され続けています。
のし瓦は日本の建築美と機能性を象徴する重要な要素です。
そんなのし瓦ですが、5枚目・6枚目をみると
1枚だけきれいに達磨落としのように取れています。
その他の部分はなんともなくここだけ。
奇妙な現象ですね。
最初見た時正直、なんでこうなるの?って考えてしまうほど原因不明でした。
しかし、そこにばかりを見るわけにはいかないので、その他の部分もどんどん見ていきました。
すると次は軒樋の金具が変形とともに樋のズレがありました。
そしてでかい写真でみてもらうとわかりますが、
何やら石が樋にのっかっていました。
ん?軒樋なぜ石?
普通に考えて日々生きているだけでは石はのりません。
ということはなにかしら外的な要因があるとは思いました。
見る人からしたら石があるだけで別によくないか?
と思いますが、意外に軒樋は大事な役割があります。
軒樋(のきどい、またはただ「樋」とも)は、建物の屋根から流れる雨水を集めて地面に導くための排水システムの一部です。以下に、軒樋の具体的な役割と重要性について説明します。
役割
- 雨水の収集と排水
- 軒樋は、屋根から流れる雨水を集めて排水するために設置されます。
- これにより、屋根からの雨水が直接建物の壁や地面に流れ落ちるのを防ぎます。
- 建物の保護:
- 建物の基礎や外壁を雨水から守ります。軒樋がないと、雨水が直接建物の基礎に流れ込み、腐食や浸水の原因となる可能性があります。
- 土壌の保護:
- 建物の周囲の土壌の浸食を防ぐ役割もあります。雨水が直接地面に落ちると、土壌が流されてしまう可能性があるため、軒樋で水を集めて適切な排水場所へ導くことで、これを防ぎます。
- 歩行者の保護:
- 軒樋があることで、建物の周囲を歩く人々が直接雨水にさらされるのを防ぎます。これにより、快適な歩行環境が保たれます。
- 景観の向上:
- 現代の建物では、デザイン性を重視した軒樋も多く、建物の美観を損なわないよう工夫されています。
構成要素
- 樋受け金具:
- 軒樋を支えるための金具で、建物の軒先に取り付けられます。
- 竪樋(たてどい):
- 軒樋で集めた雨水を地面に導くための垂直な樋です。建物の外壁に沿って設置されます。
- 集水器:
- 軒樋から竪樋への接続部分に取り付けられる部品で、雨水をスムーズに流す役割を果たします。
メンテナンス
- 定期的な清掃:
- 落ち葉やゴミが詰まると雨水が溢れてしまうため、定期的な清掃が必要です。
- 点検と修理:
- 軒樋や竪樋にひび割れや漏れがないかを定期的に点検し、必要に応じて修理や交換を行います。
上記のように軒樋は地味に役目があるのです。
そして極めつけは、波板の破損(穴)になります。
波板が劣化で破損し、取れたりすることはあります。
また錆などによる劣化もよくありますが、劣化などで穴が開いたりしません。
そしてなにより近くに飛散物があったので確実に物が当たって穴が開いたと思われます。
これらの被害はすべて集中していて、なにかしらの自然現象からの被害と考えらると思いました。
なので、気象庁やxなどで調べると同時に、お客様に直近でなにかあったか確認するのも大事です。というのもこの地域は台風もそこまででかいのがなく、地震も大きいのがない地域なので
今回のような被害がおきるとは到底思えないからです。
なのでお客様に別の原因がないかなど聞くことは非常に重要なのです。
すると少し前に武豊で爆発事故があってかなり揺れたとの情報が。
それを聞くまでは本当に原因がわからずじまいでしたが、それを聞いて納得。
それであれば揺れでのし瓦1枚だけ崩れたり、軒樋に落下物があったり(鳥が石など運んで屋根に落としてそれが揺れで雨樋まで転がった可能性)波板の穴も同じような上空から落下物で開いたと
推測できました。
早速その内容で保険会社に連絡し、鑑定人が4人来て調査。
問題なく終わるだろうとおもったが結果は
否決!!!
はい?まず保険会社の見解をきいてみると、原因がわからないが風災による被害ではないので否決。
ん?いや申請で出したのは爆発による事故なんだけど・・・
保険会社の被害内容のすり替えが行われ、風災による被害ではないとのこと。
まさかの査定結果でクレーム。
その時の内容が、半径2キロもあったので爆発による揺れは大きくないだろう。そうなると、風災による可能性があるが、風災による被害ではないことがわかった。とのこと。
なにこの無理やりこじつけたような判定。
さすがに怒って、根拠を出せと。お客様もかなりお怒り。
まずこちら側は、のし瓦が達磨落としのように1つだけ抜けるということは、揺れによって1つだけ落ちた可能性が高い。また同じ面の軒樋に石などが落ちているので多分揺れで瓦を滑ってそこに落ちて、その重さで軒樋が沈んだと見解でした。
しかし、保険会社は一向に爆発ではないしか返答せず、ではなんの原因か聞いても、風災ではないとしか言わない始末。
そのやり取りが3か月続いて、担当者は変更し、前回の鑑定人や担当者の内容など考えず再度適正な調査になりました。
ただ、この時点で私は無理だろうなとは思いました。
なぜなら、仮にこちらの根拠が正しかった場合、保険会社がそれを認めたことにより信頼が失われますし、下手したらビッグモーターのようにおおごとになりかねないこともあります。
日本とは昔から間違えを間違えと認めず、ねじ伏せるやり方ですし、
隠ぺいが大好きです。
そして5月に再鑑定をしたがやはり
否決!!!
理由は、原因がわからないものに関しては、爆発に関しての特徴的な広範囲に複数個所発生する被害は見れないや、爆発にかよる被害と確認できなかったというものでした。
さすが某大手保険会社Tです。
その場で爆発があったら広範囲になりますが、近隣で大爆発を起こして、その衝撃で地面が揺れた話をしているのに
見当違いもいいところです。
また爆発によるものとみられないって否決は、
爆発がその場であったんならわかるが、近隣でおきて地震のように揺れた話なのでおかしな話なのです。
こういった根拠もなく否決にして、しまいには文句あるなら裁判でもして的な態度。
アメリカなら2秒で裁判。日本人ももっと裁判をして戦うところは戦った方が今後の為です。
※企業側に対してのことであり、一般人にはそのようなことをし合う国にはしないでいきましょう!
まとめ
今回のように保険会社自体が正直よくわかっていなく、また、根拠がないときはとりあえずそういった現象が見られないといえば価値と思ってます。
どちらが信ぴょう性がありそうなのか見ている人ならわかってくれると思います。
※ブログなのである程度簡潔に書いてるだけもっとキチンんとした説明はできます。
保険会社時には真実を捻じ曲げることは多々あります。
今はまだ無理かもしれませんが、被保険者が立ち上がれば、
そのうち法律も逆転していくのでまずは明らかにおかしいものは訴えていきましょう!
雨漏り以外の被害も対応していますので、ぜひ【台風救済センター】へご相談ください。
【執筆者プロフィール】 | 【記事監修プロフィール】 |
名前:坂野 直耶 経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事 この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、 お客様との長期の関係性が構築できない事です。 火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、 お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても 【三方良し】となっております | 名前:千葉 彰 経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事 一言:画像のスーツも実は保険でおります! インターネットのコメントで良く、 【申請をするなら直接保険会社へ!】や 代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。 |