沖縄は5月中旬、九州・四国は6月上旬、関東も今週梅雨入りしましたが、例年と比べて梅雨入りが遅れています。
たしかに6月は雨の日よりも晴れの日の方が多く感じてますし、去年は6月に台風が関東にきましたが今年はきていません。
現在も特に台風の発生報告はありません。
今後台風の情報があまりないと【今年は台風が少ない年かな?】と思う人もいるかと
おもいますが、台風のピークは8月~10月なのです。
毎年そこまで注視してないこともあるので去年6月の記憶が新しい関東の人だと、
そう思う方も多いかと。
しかし、今年はすでに台風が多い年というのが予測されています。


目次
2024年の台風接近数は8月から平年より多い傾向、ビジネスでは事前の大雨・暴風の把握が重要
2024.06.05
日本気象協会は、独自の予報モデルで解析した2024年の台風の見通しを発表しました。
その内容は↓
2024年 台風の見通し
日本気象協会独自の予報モデルでの解析では、
2024年の台風は、発生数は7月~8月は平年並みか少ない予想で、9月から10月は平年並みの予想とのことです。
また、本土への接近数は、7月までは平年並みか少ない予想ですが、8月から10月は平年並みか平年より多い予想です。
つまり今少なくても8月から多い予想となっているのです。

台風の発生数
日本気象協会の独自の予報モデル解析によると、2024年の台風の発生数は7月~8月は平年並みか少なく、9月から10月は平年並みと予想しているようです。

昨年の春から続いているエルニーニョ現象は、終息に向かっているとのこと。
※エルニーニョ現象とは、赤道太平洋東部および中央部の海面温度が平年よりも異常に高くなる現象です。通常、2〜7年ごとに発生し、数か月から1年半ほど続くことがあります。
この現象は、世界的な気象パターンに大きな影響を及ぼし、
異常気象を引き起こすことがあります。
主な特徴
・海面温度の上昇: 東太平洋の海面温度が平年よりも高くなります。
・貿易風の弱体化: 通常、西から東に吹く貿易風が弱まり、東太平洋の暖水がさらに西へ移動します。
・気象の影響: 世界各地で異常気象を引き起こします。たとえば、南米のペルーやエクアドルでは豪雨や洪水が発生し、オーストラリアやインドネシアでは干ばつが生じます。
エルニーニョの影響
・熱帯太平洋地域: 海水温の上昇により、降雨パターンが変化し、洪水や干ばつなどの異常気象が発生します。
・北アメリカ: 冬の気温が高くなることがあり、降雪量が減少することがあります。
・南アメリカ: 洪水や豪雨が増加し、特にペルーやエクアドルでは深刻な被害が出ることがあります。
・東南アジアやオーストラリア: 干ばつや森林火災のリスクが高まります。
今後、夏にかけては、エルニーニョ現象終息後の特徴として、
インド洋の海面水温が高い状態が続く予想とのことです。
それに伴い、インド洋で積乱雲が活発に発生しやすい一方、
台風の発生域である西部太平洋熱帯域では、
台風の元となる積乱雲が発生しにくいと予想されているとのことです。
秋にかけては、ラニーニャ現象へ推移していく可能性が高く、
インド洋の海面水温が下降し、西部太平洋熱帯域で海面水温が上昇すると予測
それに伴い、西部太平洋熱帯域では積乱雲の発生が活発化し、
台風の発生が増えると予想されます。
上記の理由から、2024年の台風の発生数は8月まで平年並みか少なく、
9月以降は増えて平年並みとなるとの見解です。


台風の本土への接近数
台風は、太平洋高気圧の縁を回って日本付近に近づく特徴があります。
2024年夏は、太平洋高気圧が南海上を中心に強いため、台風は太平洋高気圧の縁に沿って、西回りで日本付近に近づきやすいと予想されます。
このため、8月は台風発生数は多くないものの、発生すれば本土に接近しやすくなるでしょう。
9月以降は、台風発生数が増えることに加え、太平洋高気圧の後退が遅くなる見通しのため、発生した台風が本土に近づきやすい予想となっています。
これにより、2024年の台風の本土への接近数は、7月までは平年並みか少なく、8月から10月は平年並みか平年より多くなるでしょう。
※本土:本州、北海道、九州、四国

ラニーニャ現象発生時の秋の台風の傾向
2024年秋にかけて、ラニーニャ現象が発生する可能性が高くなっています。
ラニーニャ現象発生時の秋の台風の傾向として、
台風の発生位置が平常時に比べて西にずれる傾向があります。
また、太平洋高気圧の勢力が日本の南海上で強く、
台風は高気圧に沿って北上する傾向にあるため、通常より多く日本に接近しやすくなります。
日本列島に近いところで台風が発生し、発生から日本への接近・上陸までの期間が短くなる傾向があるため、台風情報をよく確認して、適切な対応するとよいでしょう!
ただし、台風の発生から消滅までの寿命が短くなる傾向にあるようです。

台風前の対策
台風に関しては誰がどうこうできる問題でもありません。
また災害が起きてしまった際に被害を最小限にすることはできても、被害をなくすことは不可能です。
そのために火災保険に加入しているので、万が一の時は火災保険で被害をまかなっていきましょう。
ただ、最近の保険会社は保険を支払うのを拒みます。
また、否決文句で、その時の被害か特定できないや経年劣化といわれます。
そのため、そのような断り文句が出てこないよう、台風前に点検し、写真などを残しておくと
今後の保険認定率がぐっとあがります。


台風救済センターは点検・調査無料で行ってます。
こういった台風前の点検・調査も台風救済センターではおこなっています。
被害がないから申し訳ないとは思わず、気軽にご連絡ください。
3年ぐらいで定期的に調査をしているご家庭も中にはあります。
保険を申請した際に、不愉快な気分や保険がおりなかったなどならないように
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