7月に入り本格的に暑い日が続いています。

特に8月後半から9月にかけては大きい台風も来たりしますので、今のうちに建物調査しておくことをお勧めします。特に台風前に1度記録に残しておくことで、台風が来た時にどこが被害にあったのか明確になります。

そして今回は調査は行った際に、屋根部分をみたところ、屋根の棟板金が浮いていたの今回はそのことについて話していきます。

台風や強風で屋根棟板金が浮くことがある!すぐに火災保険申請を!
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屋根の棟ってどこ?

まず棟板金とは屋根の頂点で尖っている部分(棟)に取り付けられている板金を指します。

切妻は頂点が1箇所しかありませんが、寄棟の場合は中心部に1箇所と四隅に伸びている棟板金があります。

棟違い屋根などの複雑な屋根形状は更に棟板金が設置されている箇所が多くなるため、屋根によって箇所数も長さも違います。

切妻屋根
寄棟屋根

 また寄棟を例にすると頂上にあるものが「主棟(大棟)」、四隅に伸びているものを「隅棟(下り棟)」と呼ばれますが、近年は複雑な屋根形状がとても多いので悩むケースも多いです。ちなみにスレート屋根材と金属屋根材に取り付けられていますが、瓦の場合はのし瓦や冠瓦で棟を形成しますので棟板金がありません。

寄棟屋根の隅棟

 この頂点に取り付けられている棟板金の役割はズバリ頂部の保護です。尖った場所は平らで硬い屋根材で保護できませんよね?その為、屋根の傾斜(勾配)・形状に合わせて板金を加工して雨水の浸入を防いでいるのです。

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棟板金の浮きはどんなか?

このように左は横から見たら浮いているように見えますが、上から見た場合、わかりずらいです。

【台風救済センター】はどんな被害も見落としません。

また、目視でわからないような被害も【台風救済センター】なら見つけることができます。

棟板金の釘の浮きや抜けが発生する原因

棟板金の釘の浮きや抜けはなぜ起きるのでしょうか。
その原因を知っておくことで、必要な対策を講じることに役立ちます。

棟板金は屋根の頂部にあるので長期間強風にさらされる傾向があり、次第に風圧で釘が緩んでしまいがちです。
すると屋根材と棟板金の間に隙間が生じ、より風の影響を受けやすくなります。
そして徐々に釘が抜けて棟板金が浮き上がることで、最終的には強風で飛ばされてしまうことになるのです。

棟板金の浮きを修理するための費用

棟板金の浮きを修理するための費用目安を紹介します。

修理内容 修理費用目安
釘の打ち直し 50,000~80,000円
棟板金の交換工事 100,000~200,000円
※足場費用を除く

棟板金の中には貫板が入っているのですが、

その貫板が腐朽している場合は貫板から交換が必要となります。

貫板は屋根材を貫通して野地板に留め付けられているので、

交換するときは雨漏りしないように古い釘穴をシールしてもらいましょう。

棟板金は修理費用に加えて足場代も必要な工事

棟板金の修理工事は基本的に足場が必要な工事となるため、

上記の修理費用に加えて足場代が必要となります。

足場設置に必要な費用の相場は、

「足場設置に必要な費用=足場架面積×㎡単価」で求められます。

足場にはいくつかの種類があるため、その㎡単価を紹介します。

足場の種類 費用目安
クサビ(ピケ)足場 1,000~1,200円/㎡
パイプ(単管)足場 600~800円/㎡
単管ブラケット足場 800~1,000円/㎡
屋根足場 800~1,000円/㎡
具体的な例でおよその費用をイメージでしてください。

足場架面積が180㎡の一戸建てにクサビ(ビケ)足場を設置する場合を計算してみます。

180㎡×1,000円/㎡=180,000円 となります。

ただし、棟板金の交換の場合には、

建物形状や棟板金の交換部分によって全周に足場を設置しなくても済む場合もありますが。

屋根の棟板金の浮きを放置すると

ほんの少し釘浮きが発生しているだけだからといって放置するのはよくありません。以下のようなトラブルにつながってしまう恐れがあります。

雨水が侵入して貫板(ぬきいた)が傷む
屋根の釘浮きが発生すると雨水が浸入しやすくなり、棟板金の中に入っている「貫板」と呼ばれる板が腐食してしまう可能性があります。特に木材で作られている貫板は腐食しやすいため、注意が必要です。

棟板金や棟瓦が変形・破損する
釘浮きが発生していると、板金や瓦をきちんと固定できず、強風などの影響を受けやすくなります。そのため、釘浮きが発生している状態で台風などが来ると変形・破損の恐れがあります。

棟板金や棟瓦が飛ばされる
釘浮きによってきちんと固定されていない棟板金や棟瓦は、強風が吹いた際に飛ばされてしまう可能性があります。最悪のケースでは付近を歩いていた人にあたり、ケガを負わせてしまうかもしれません。

運良く人に当たらなくても、隣の家の駐車場に止まっていた車に落下した、外壁を傷付けてしまったなどのトラブルも考えられます。

風が吹くとパタパタと動くような状況になっているのであれば、すぐにでも対応が必要です。

雨漏りの原因になる
釘浮きが原因で屋根が変形・破損した場合、そこから雨水が浸入し、雨漏りにつながってしまう恐れがあります。早急に修理が必要ですが、大型の台風などで近隣の被害が大きくなった後などのタイミングではなかなかリフォーム業者が捕まらず、対応が遅れてしまうことがあります。

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      【執筆者プロフィール】         【記事監修プロフィール】

名前:坂野 直耶
経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事
この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、
お客様との長期の関係性が構築できない事です。
火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、
お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても
【三方良し】となっております
名前:千葉 彰
経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事
一言:画像のスーツも実は保険でおります!
インターネットのコメントで良く、
【申請をするなら直接保険会社へ!】や
代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。

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