今回は調査した物件の情報ではなく、ここ2か月で【台風救済センター】は全国で数百件建物調査にいきましたが、

保険申請しても毎回同じような回答で保険が支払いをされない方が多いです。

保険会社の否認回答も含めて話していこうと思います。

また、今後もこのような状態が続くのであれば保険会社を携帯会社のように

コロコロ変えていくことをお勧めします。

【台風救済センター】でも保険に詳しい代理店との提携もしているのでお気軽にご連絡いただければと思います。

火災保険はもう必要ない!?保険申請しても保険はおりない!?

火災保険はもう必要ない!?保険申請しても保険はおりない!?

保険とは

まずはじめに、保険の在り方について再度おさらいしてもらえればと思います。

普段生活している中にはさまざまなリスクがひそんでいます。

病気になったり、交通事故にあったり、火災や地震といった自然災害にあったり、そのリスクは多岐にわたります。どんな人でも、それらのリスクを完全に避けることはできません。
保険とは、そういったリスクに備え、みんなでお金を出し合い万が一の事態に備える制度です。

それぞれが負担することにより、万が一の際に個人にかかる負担を軽くすることができます。
保険には、社会保険制度の一環として国が運営する公的保険と、民間会社が運営する民間の保険があります。

日本では原則国民全員が公的保険に強制加入であり、更に任意で民間の保険に加入することができます。
今日ではさまざまな保険商品が販売されており、

保険の加入を希望している方は自分に合った保険を選ぶことができるでしょう。

まず保険とはこのようにリスクを回避してみんなで助け合う制度です。

ですがここ最近の保険会社は保険の支払いをしないことに一生懸命でお客様のことを考えず、まず否認から入っていることがわかりました。

鑑定人の保険支払い否認ランキング

1位【経年劣化】

経年劣化(けいねんれつか)は、物質や製品が時間の経過とともに劣化する現象を指します。

以下は、経年劣化に関するいくつかの一般的な例です

・建築材料の経年劣化

建築物や構造物の材料が長期間にわたって風雨や日光などの外部要因にさらされることで、劣化が進みます。

これにより、建物の耐久性や性能が低下する可能性があります。

・自動車や機械の経年劣化

車両や機械部品も経年劣化の影響を受けます。摩耗や腐食、潤滑油の劣化などが原因で、性能が低下することがあります。

・プラスチックやゴム製品の経年劣化

柔軟な材料やシーリング材料など、プラスチックやゴム製品も時間の経過とともに硬化、ひび割れ、変形することがあります。

・文化財や美術品の経年劣化

絵画、彫刻、歴史的な建造物などの文化財や美術品も経年劣化が懸念される対象です。湿度、温度、光にさらされることで、色褪せや劣化が進む可能性があります。

経年劣化は非常に都合の良い言葉で、保険会社も建物を見に来る前に、築何年かですでにこれを言おうと思っているでしょう。

というのも雨樋や屋根や外壁などは20年もたてば劣化がすすみます。

これがいきなり壊れたりすることは正直ありません。

ただ劣化がすすみ重さに耐えれなかったり釘や板金が錆びてしまい機能を果たさず破損することはあります。

また屋根のスレート瓦がヒビが入ってしまいそこから割れの原因になることもあります。

しかしほとんどの被害は劣化が進んでいるなかで、何かしらの因果関係によって壊れるのことの方が確率として多いです。

保険会社の【劣化です】は正直なんの根拠もないときの方が多いと思ってください。

2位【被害部分が生活に支障ない】

これも某S保険会社の鑑定人から聞きましたが、被害があっても生活に支障がない部分であれば保険を下ろさないと

すでに決めている保険会社もあります。生活に支障がないから保険対象ではないとはなかなかすごいこといってくるなと思います。

それであれば極端な話、建物の屋根が飛んでも雨漏りしなかったり、生活に問題ないのであれば保険の支払いはされないってことですからね。

そして矛盾点が1つ生まれるのは、こういったところから数年後錆びたり壊れていった場合保険会社は【経年劣化】ですねといってきます。

3位【被害日が違うまたはその時の被害であると判断できない】

これもたまに出てくるワードです。

車などの事故であればほとんどの日が特定できますが、建物のような不動産は正直いつ事故がおきたか明確にするのが難しいです。

台風後や大雪後なら建物を注意してみる方もいますがあくまで目視できる部分のみになってしまいます。

また素人の方が被害状況をみてこの日に起きた被害状況だと特定できることはほぼ難しいです。

※目視で部分や日ごろから注意してみている方は別ですが。

火災保険はもう必要ない!?保険申請しても保険はおりない!?

火災保険はもう必要ない!?保険申請しても保険はおりない!?

保険が修繕見積通りでない

被害が起き、やっとの思いで保険が支払われることになったが、思っていた金額ではないことは多々あります。

工務店からもらった見積でいざ直そうと思っても工務店の見積より保険金が少なく結局修繕できなかったなどの報告をよく聞きます。というか最近はほぼ減額してきますね。

保険会社は保険会社の査定基準をもとに金額を決めます。

その金額も適正ならよいですが、地域や担当者によってひどいことが多いです。

この破損の保険査定金額は

4万でした。

あまり修繕したりしない人からしてみれば、それぐらいで直るんじゃないの?と思ってしまう人もいると思いますが、どこの工務店もこの金額でやることはほぼないでしょう。

※その理由は、利益があまり出ないからなのです。

材料費、人件費、移動交通費は必ずかかってきます。法人であればこれに利益をのせた計算になります。

そしてなにより、工事をした後のアフターフォローが大変だからです。

修繕したはいいけど、そのあとのクレーム対応、また、不手際があった場合再度やり直しなどを考えると

マイナスにしかならないからです。

中には個人でやられている方が引き受けてくれる可能性はゼロではないですが探す方が大変です。

なので足りない部分は実費となり、費用を払うなら直さなくていいやとなってしまうのが普通です。

このような破損は先ほどの保険会社の断り文句、第2位の生活に支障がないですし。

ただ

ここでも矛盾点が生まれてきます。

2022年10月より保険法の改正で、復旧義務化になりました。

しかし保険会社の支払い減額により修繕できない状況に追い込まられる方がほとんどなのです。

つまり保険は下ろすけど足りない分は実費でということなのです。

こういった問題は今後増えてきますし、保険会社これに対して今後どのようにしていくかなど気になるところです。

ここで感が鋭い方だと、なら保険会社が査定した金額でできる業者を保険会社が紹介すればよいのでは?とおもいますが、これは絶対にしません!!!

某S保険会社は地域によって工務店をしょうかいできることがありますとアナウンスしていますがまずしないでしょう。

理由は簡単です。

保険会社が選ぶ工務店での修繕になると

独占禁止法に引っかかるからです。

※独占禁止法(どくせんきんしほう)は、企業の独占的な行動や競争を阻害する行為を規制し、

市場の公正な競争を促進するための法律です。

競争促進と公正取引の確保

独占禁止法は、市場において競争を促進し、企業の公正な行動を保護することを目的としています。

競争が活発であることは、製品やサービスの品質向上や価格の合理的な設定を促進します。

独占的な取引行為の禁止

独占禁止法は、企業が市場を支配し、競争を排除するための行動を制限します。

これには、価格の不当な操作、取引条件の不当な設定、不当な取引拒否などが含まれます。

企業結合の規制

企業の合併や買収に関しても、競争が阻害されないように規制が行われます。

競争を阻害する可能性がある結合については、審査や条件付きの承認が行われることがあります。

消費者の保護

独占禁止法は、消費者の権利を保護するためにも使用されます。不当な商慣行や欺瞞的な広告などに対しても規制がかけられます。

また、仮に保険会社の紹介した工務店での修繕で問題があったりすると、保険会社の責任問題になるからです。

こういった保険に入るまではいいのですが、入ってからの保険不払いが最近かなり多いです。

上記のような場合、泣き寝入りしないといけないのかとそうでもないです。

まずは【台風救済センター】にご相談ください。

火災保険はもう必要ない!?保険申請しても保険はおりない!?

火災保険はもう必要ない!?保険申請しても保険はおりない!?

      【執筆者プロフィール】         【記事監修プロフィール】

名前:坂野 直耶
経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事
この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、
お客様との長期の関係性が構築できない事です。
火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、
お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても
【三方良し】となっております
名前:千葉 彰
経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事
一言:画像のスーツも実は保険でおります!
インターネットのコメントで良く、
【申請をするなら直接保険会社へ!】や
代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。

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