ウッドデッキが台風によって壊れたら火災保険で直せるのご存知でしょうか。
意外と知られていないのですが、ウッドデッキも火災保険での風災被害として保険申請ができます。
なので、今までウッドデッキの被害を放置していたり、知らずにご自身で修繕してしまった方はこのブログを見て下さい。また、
ぜひ
火災保険について・地震保険について拡散してもらえると嬉しいです。
もちろん、随時無料調査やサービス相談もお待ちしております。
目次
ウッドデッキが被害にあった時に火災保険が適用される条件は?
戸建住宅向けの火災保険は、火災やガス爆発など事故だけでなく、台風による損害にも適用をされることをご存知でしょうか。
また、それは建物外の造作物に関しても適用されます。 つまり、「災害によってウッドデッキに被害を受けた」場合などは、保険適用されるケースがあるのです
ウッドデッキの素材は大きく2種類
ウッドデッキの素材には、天然木と人工木があります。本物の木を用いた天然木は自然な風合いを楽しめますが、耐久性の高さは人工木の方が上です。それぞれの特徴を「寿命・デザイン・加工しやすさ・安全性・価格」の5項目で比較していきます。
人工木
寿命
人工木は天候の影響を受けにくく、劣化することはほとんどありません。設置場所や手入れ方法によってこと異なりますが、20年以上の寿命があるといわれています。
デザイン
人工木は、天然木には出せないような明るい色など、カラーバリエーションが豊富に用意されています。デザインやカラーを選ぶ際には、庭や自宅とのバランスを考慮すると、大きく失敗することはないでしょう。
加工しやすさ
樹脂素材が用いられている人工木は、天然木(ハードウッド)よりも軽く、加工しやすくなっています。加工しやすい人工木は、施工費を抑えられるのでおすすめです。
安全性
人工木にはプラスチック素材が用いられていることで、デッキ表面に熱がこもりやすくなります。夏場は裸足で出られないほど熱くなることがあるので、注意が必要です。いずれの素材にもデメリットはあるので、理解したうえで利用しましょう。
価格
人工木の材料費は素材によって高くなることもありますが、加工やメンテナンスが簡単なので、総合的なコストが安くなります。設置だけでなく長く愛用することを考えると、人工木の方が価格を抑えられるでしょう。
天然木
寿命
天然木は雨や紫外線などの影響を受けやすいため、人工木と比較すると劣化が早く進みます。定期的なメンテナンスを行っても5〜15年の寿命です。
デザイン
天然木はそれぞれに節や木目模様があり、一つとして同じものはありません。人工木では表現できない自然な風合いを楽しめるのが、天然木の特徴です。劣化とともに色合いの変化を味わうこともできるうえ、天然木ならではの肌触りを楽しむこともできます。
加工しやすさ
天然木の中でもハードウッドは特に硬いので加工が難しく、斜めやカーブを描くようなカットは簡単ではありません。ソフトウッドであれば、好みの形にカットしやすいですが、衝撃に弱いという特徴があるので加工する際には注意しましょう。
安全性
天然木は、雨や紫外線の影響により劣化が進むと、徐々に変形してきたり、ささくれができたりすることも少なくありません。中には、割れやささくれが出にくい木材もありますが、天然木であれば多かれ少なかれ発生すると考えておきましょう
価格
ハードウッドは価格が高く、加工が難しいため施工費も高くなりがちです。ソフトウッドであれば材料費、施工費ともに安くなる傾向にあります。しかし、劣化を抑えるための塗料や防虫対策などの定期的なメンテナンス費用がかかるので、天然木でウッドデッキを作ると、総合的な価格を抑えるのは難しいでしょう。
人工木(樹脂木)・天然木のメリット・デメリット
読んで字のごとしでが、人工木は樹脂でできた素材になります。しかし、物によっては一見しても自然木と見分けがつかないほどの製品もあり、とても魅力的なものです。人工木のメリットはその耐久性。風雨にさらされる場所だけに、高い耐久性は大きな魅力。また、シロアリ被害に遭わないこともこれに匹敵するメリットと言えます。その反対のデメリットは夏の直射日光下ではどうしても高熱になってしまうということがあげられます。
天然木(ハードウッド・ソフトウッド)のメリット・デメリット
天然木には2種類あります。ハードウッド(針葉樹)とソフトウッド(広葉樹)です。
【ハードウッド】
代表的な種類:イペ、サウプエス、ウリンなど
特徴:高い耐久性と無塗装でも長持ちすること
【ソフトウッド】
代表的な種類:レッドウッド、ウエスタンレッドシダーなど
特徴:柔らかくて加工がしやすい。DIYでも扱いやすい。
天然木最大の特徴とも言えますが、自然な風合いが楽しめることに尽きるでしょう。これは経年劣化も含めて風合いが日々変化していくことも含めてです。その反対のデメリットですが、経年劣化や自然環境の厳しい状況下では、どうしても傷みが来てしまいます。この傷みの中にはシロアリ被害も含みます。
では本当に火災保険でウッドデッキも補償対象になるのか?
補償を受けられる事例
ウッドデッキが自然災害などで損害を受けた場合、火災保険で補償を受けられる可能性があります。火災保険は「火災」保険という名前ですが、風災や水災などの自然災害でも補償を受けられるのです。自分が契約している火災保険の補償内容に含まれる被害で免責事項などに当たらない場合は補償を受けられます。
例えば、以下のような場合で火災保険の補償を受けることができます。
- 台風の強風でウッドデッキが壊れてしまった
- 強風で飛んできたなにかがウッドデッキに当たって壊れた
- ウッドデッキが雪の重みで壊れた
- 雹が降ってきてウッドデッキに当たって壊れた
- 大雨で床上浸水の被害を受け、ウッドデッキにも損害が発生してしまった
補償を受けられない事例
ウッドデッキへの被害はどんな場合でも補償を受けられるということはなく、補償対象外となるような事例もあります。
契約内容に含まれていない場合
契約内容に含まれていない被害を受けた場合は火災保険で補償を受けることはできません。最近の火災保険は補償内容をある程度自由にカスタマイズできますが、例えば風災補償を外していた場合は、強風による被害を受けてももちろん補償は受けられません。
経年劣化の場合
経年劣化による損害の場合、火災保険では補償対象外となります。ウッドデッキは野ざらしで長い年月が経つうちに劣化していってしまいますが、それによって壊れてしまっても補償は受けられません。
シロアリによる被害
火災保険ではシロアリによる被害は補償対象外となります。ただし、台風がきたあとどこかしらに被害があった場合はシロアリの原因以外であればおりる可能性があります。
施工不良の場合
施工不良によって起こった損害は火災保険の補償対象とはなりません。業者に依頼して設置してもらい、施工不良によって損害を受けた場合は施工業者に対して損害賠償請求を行うことになるでしょう。
実際にウッドデッキが風災によって被害があった方のも参考にしてください。
https://typhoondamage-fireinsurance.com/?p=506
火災保険申請の請求期限は「3年」
冒頭でも触れたとおり、今回の台風21号は非常に風の強い台風だったということが確認できます。続いて2018年9月初旬に上陸した台風21号のデータをもとに、ガラス被害が多かった都道府県TOP5を調査しました。
結論からいうと火災保険の申請期限は、「3年」です。
保険法第第九十五条に明記されているので、引用します。
(消滅時効)
第九十五条 保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第六十三条又は第九十二条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、これらを行使することができる時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。
引用元:保険法第九十五条
条文の保険給付を請求する権利とは、被害を申請し保険金を受け取ることです。
逆にいうと、3年前までの被害については遡ることができるので、以前の台風や竜巻で破損した箇所があれば、保険会社に請求を行いましょう。
※保険会社が保険法とは別途に請求期間を設定している場合があるので、契約している保険の約款については確認しておくことをお勧めします。
但し、どの保険会社も3年を基準にしているので災害後すぐに焦って申請する必要はありません。
消滅時効の起算点
損害保険金を請求する権利が消滅する「三年間行使しないとき」について、どのタイミングが「三年間」の開始日(起算点)となるのでしょうか。
保険法第95条では「(権利を)行使することができる時から」とあります。
そのため、損害保険金を請求する原因となる「災害により損害が生じた日」が、原則として起算点となると言われています。
なお、保険法第95条は2020年4月に改正されています。
以前は、保険法において上記消滅時効の起算点が明文化されていませんでした。
保険会社は改正に伴う対応を各社で実施しているため、基本的には問題ありませんが、インターネットなどに掲載されているQ&Aや記事を閲覧する際には、情報が古い可能性があるため注意が必要です。
修繕済みでも3年以内であれば請求できる
火災保険契約の存在を認識しておらず、火災や台風の被害に遭ったのち修理・修繕を終えてしまった場合でも期限内であれば損害保険金の請求は可能です。
ただし当然ながら、災害が原因で損害を受けたことを証明する必要があるため、修繕前の被害箇所の写真や罹災証明書、修繕業者からの見積もりなどを保険会社に提示することになります。
火災や台風などが原因で対象となる損害が生じたことの証明は、損害を受けてから年数が経過するにつれて難しくなります。
災害ではなく経年劣化による修繕を疑われ、損害保険金の支払いがなかなか認められないということも起こり得ます。
そのため修繕前・後問わず、損害保険金請求の手続きは可能な限り早く進めておいた方が安心です。
ただ、災害時に一番大事なのは細かな被害も見つけられることです。
その理由は、その細かい部分の被害のせいで、後々大きな被害になる可能性もあるからです。
その一部ですがこちらもおすすめです。
申請方法・手順
WEB・お電話からお申込
2.調査日の調整
現地調査
保険会社に申請(事故受付)
保険会社へ書類の提出
保険会社による審査・現地調査
結果の通知、給付金の支払い
火災保険申請サポートの報酬の支払い
保険金の申請から給付(受給)までは平均1ヶ月~2ヶ月程度になります。
まとめ
・台風が来る前にウッドデッキの状態を確認しておく。
また、日頃からウッドデッキの手入れをして、シロアリなどの対策をしておく。
・台風がきたらどんな些細なことでも申請できるので、まず相談してみる。
・台風の時は小さい被害でもおりる可能性がある。
・今までウッドデッキなんて火災保険で直すとか無理だろうと思っていた人は今すぐ相談。
【執筆者プロフィール】 | 【記事監修プロフィール】 |
名前:坂野 直耶 経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事 この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、 お客様との長期の関係性が構築できない事です。 火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、 お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても 【三方良し】となっております | 名前:千葉 彰 経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事 一言:画像のスーツも実は保険でおります! インターネットのコメントで良く、 【申請をするなら直接保険会社へ!】や 代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。 |