住宅に必ずついているものといえば、窓です。
窓は採光・通風をしっかりと確保するためには必要なものですし、
そのデザインによって美観の印象が大きく変わります。
その窓にはサッシがついていて、
雨漏りを防ぐ役目を担っています。
しかし、そのサッシに不具合が生じると、
雨漏りが起きてそのまま放置すると大変なことになってしまいます。
では、サッシから雨漏りが起きたときはどのようにすればよいのでしょうか。
そして「住まいの総合保険」ともいわれる火災保険を活用することは出来ますが
台風から時間が経過すればするほどおりなくなりますので損をしてしまいます。
台風救済センターでは火災保険及び地震保険の活用を推進しております。
保険に加入している方は90%以上の確率で損をしております。
それは申請部位が【被保険者】様が気づいているところだけになる
申請主義だからです。
現実は、台風救済センターが現場に行くと気づかない損害までもが
保険金が降ります!!自信あります。
【2019年の千葉台風では1棟平均230万円の火災保険での風水害金額がお客様の口座入りました】
※被害自覚なくても無料点検オススメします
2023年でも地震や大雪・落雷・竜巻・雹(ヒョウ)・台風など申請しなくてはいけない災害が多々起きることが予測されております。
災害が来る前に大事な建物を点検させてください。
目次
まずは窓の種別・特徴を知る
どんな建物にでもついている窓ですが、
実は6種類もの開き方があることをご存じでしょうか。
もちろん、それぞれの開き方に意味があるのでこれだけの数があるのですが、
その特徴をいかに紹介していきましょう。
※現場工事の際にも、お客様からどんどん質問されてどんどん知識・知見をつけて頂くことも
共済センターの役目だと感じております。
すぐに相談したい方はこちら:お問合せはこちら!
① 引き違い窓
住宅において採用される割合が高い窓で、
左右に引いて開閉するタイプです。
リビングの大きな窓のように、
比較的大きな開口部に設置されることが多いです。
開口部が広いので、内側・外側とも拭き掃除がしやすいのですが、
窓そのものが大きいので汚れが目立つというデメリットもあります。
② 縦すべり出し窓
縦を軸にして外側に開く窓です。
開けた部分が風を受け止めて内部に風を誘導するため、
通気のために活用されます。
開ける部分を自由な位置で固定できるため、
通気量の調整が容易で、
リビングやキッチンなど通気が必要な場所によく採用されています。
外側の拭き掃除の際は全開にすれば容易に行えます。
③ 横すべり出し窓
横を軸にして外側に開く窓です。雨の日でも開けた部分が屋根代わりになるので、
雨が入りにくくなります。
しかも、外から見ると開口部がほとんど見えない構造になるので、
曇りガラスを使用するとセキュリティアップにもつながります。
そのため、浴室やトイレ・寝室などによく採用されています。
掃除の際は、ストッパーを外して大きく開けべ外側にも手が届きます。
④ FIX窓
ガラスがはめ込まれたタイプの窓で、
別名「はめ殺し」とも呼ばれます。
採光・眺望のみが目的のため完全に固定されていて通気は不可能ですが、
円形・台形・アーチ型などデザイン性は高くおしゃれな住宅には欠かせない窓といえます。
開閉機能がないため、内側から外側を拭くことはできません。
⑤ 上げ下げ窓
上部がFIX窓で、下が上下に開閉する窓の組み合わせになっているタイプです。
引き違い窓ほど開口部が広く取れない場合はこの窓を採用することが多いようです。
⑥ ルーバー窓
ハンドルを回してガラス部分を開閉する窓で、
住宅以外の建物で多く見られます。
ガラス部分が風を受け止めて内部に風を誘導するタイプで、
日常的に換気が必要とされる場所に設置されています。
窓は「ガラス」と「サッシ」でできている
窓には「ガラス」部分と「サッシ」部分があり、
それぞれさまざまなタイプが販売されています。
まずガラスについては
-
- 「1枚ガラス」
- 「2枚ガラス」
- 「3枚ガラス」
- 「5枚ガラス」
という窓があり、2枚以上のガラスを「複層ガラス」と呼んでいます。
ガラスの枚数が多ければ多いほど、
ガラスとガラスの間に空気層ができることで断熱効果が高くなるという仕組みになっています。
そのため、寒い地域では複層ガラスを使うのが一般的で、
さらに断熱効果を高めた「Low-E」という特殊な膜がコーティングされたガラスも販売されています。
一方、サッシは古くからある「アルミ製」のほか、
「外側がアルミ製で内側が樹脂製」「樹脂製」というタイプもあり、
合計3タイプが現在の主流となっています。
ログハウスのような建物では木製のサッシも採用されることがありますが、
採用数自体はそれほど多くありません。
アルミは、樹脂よりも自然環境に対する耐久性・強度が高いためサッシの素材として多く採用されていましたが、
結露を起こしやすいという大きなデメリットがあり、
逆に樹脂はアルミよりも耐久性こそ劣りますが断熱性は高くなります。
この2種類のサッシのメリットを取り入れたのが、
外側がアルミ製で内側が樹脂製のサッシです。
価格帯としては、アルミ製→樹脂製→アルミ製+樹脂製の順番で高くなります。
窓からの雨漏りを発見したときはどう対処する?
窓はサッシがあるおかげで雨漏りがしにくい構造にはなっているのですが、
何かしらトラブルが発生し雨漏りが起きているのを発見したときはどう対処すればよいのでしょうか。
以下にそのポイントをまとめました。
●窓枠のコーキングをチェックする
窓枠のコーキングは経年劣化が起こりやすいため、
定期的なチェックが必要です。
コーキングの劣化により雨水が浸入するリスクは非常に高くなります。
●窓の上部に設置された配管・換気扇などをチェックする
住宅の配管部分は、雨水が浸入しないように傾斜を付けて設置しています。
しかし、この傾斜が足りない場合は住宅内部に雨水が浸入してくることがあり、
この部分のコーキングの劣化もチェックが必要になります。
●サッシ周辺の外壁をチェックする
サッシ周辺の外壁は「クラック」と呼ばれる小さなひびが入りやすい場所です。
このクラックを発見したときは要注意です。
ひび以外にも小さな穴が開いている場合は、
雨漏りのリスクが高くなってしまうため、
更なる劣化の防止のためにもすぐに修理を依頼しましょう。
●引き違い窓のサッシをチェックする
引き違い窓の場合は前後にサッシが設置されるため、
サッシを円滑に動かすためのレールも設置されます。
そのため、真横から強風と共に雨水がサッシとレールの隙間に浸入してくるケースがあります。
特に台風時期などは、このパターンの雨漏りが多くなる傾向にあります。
●サッシ付近の屋根をチェックする
雨漏りが発生したサッシの近くに屋根がある場合は、
屋根と外壁の境界部分のクラックや小さい穴が雨漏りの原因になっていることがあるので、
しっかりと調査する必要があります。
では、実際にサッシから雨漏りが起きている場合はどう対処すればよいのでしょうか。
サッシ付近のコーキングは、
常に紫外線や風雨など自然環境に晒されていることから、
住宅全体を見ても劣化しやすい箇所として注意が必要です。
そのため、雨漏りのリスクも高くなるので、
10年に一度は定期的なメンテナンスが必要とされています。
もし、この劣化したコーキングを放置すると、
雨漏りが発生する確率が高くなり、
雨漏りをそのまま放置すると住宅の内部まで雨水が浸食してしまいます。
最悪のケースでは基礎部分が腐食し、
住宅全体の修理という大工事に発展しコストも高くつきます。
このようなことにならないように、以下の対処が必要になります。
●打ち替え
既存のコーキングを完全に除去して、
新しいコーキングを充填して補修します。
除去作業には時間とコストがかかるものの、
新築同様のコーキングにできるというメリットがあります。
●増し打ち
既存のコーキングはそのままで、
その上から新しいコーキングを乗せる方法で補修します。
この方法は、コーキングの劣化状態が軽度のときに採用されます。
打ち替えと違い既存のコーキングを除去する必要がないことから、
コストが安く済むのがメリットです。
しかし、新旧のコーキング同士の相性が悪い場合はすぐに剥離が起こるなど、
工事の仕上がりの良し悪しが大きく影響する工法ではあります。
雨漏りの調査ではサーモグラフィー調査が一番確実
サッシからの雨漏りの場合はどこが原因なのかを追究しやすいのですが、
屋根や外壁からの雨漏りの場合は浸入経路を完全に把握することは難しいといわれています。
というのも、住宅の内部に雨水が浸入する方法は幾通りもあり、
複合的な要因が考えられるからです。
そのような場合には「赤外線サーモグラフィー調査」によって原因を追究することになります。
赤外線サーモグラフィー調査は、
高感度赤外線カメラを使用して雨漏りの原因を突き止める方法です。
雨漏りの原因だと思われる箇所を専用のカメラで撮影・精査し、
温度分布画像の色の違いを分析することで雨漏りが起こっている箇所を正確に特定するというものです。
雨水の浸入場所は、水の影響で温度が下がるので違いが出るのですが、
その温度差は1℃ほどしかないためサーモグラフィーカメラ以外では区別できないのです。
赤外線サーモグラフィー調査による雨漏りの原因発見率は、99%という高確率だといわれています。
サーモグラフィー調査ができないケースもある
雨漏りの原因追究には赤外線サーモグラフィー調査が有効なのですが、
残念ながらこの調査ができないケースもあります。
赤外線サーモグラフィー調査ができるのは、以下のような建物です
●全面が道路に面している建物
●立地場所が角地の建物
●調査対象となる部分と隣地の距離が5m以上離れている建物
●雨漏りがサッシや壁際からも起きている建物
これらの条件を満たさない場合は赤外線サーモグラフィー調査を行うことができないため、目視や実際に水を撒いてみて経路を探るというアナログな方法に頼ることになります。
実は、赤外線サーモグラフィー調査には雨水の浸入経路を特定できること以外にもメリットがあります。
それが「結露」と「断熱材の欠損」を発見できるということです。
まず結露については、赤外線サーモグラフィーの「断熱アラーム」という機能により、
設定温度よりも高いもしくは低い場所を違う色で表示して結露が起こっている場所を特定します。
また、断熱材の欠損についても、
明らかに温度が違う場所が出てきた際には、
その可能性が疑われます。
壁の中の状態はなかなかチェックすることがないので、
赤外線サーモグラフィー調査を行う機会があったときには同時にチェックしてもらいましょう。
火災保険を活用すれば無料で工事が可能?
サッシが原因の雨漏りを修理する場合は、
工事費用が高額になることがあります。
というのも、状況次第では窓の取り換え・補修だけではなく、
周辺箇所にまで工事が及ぶことがあるからです。
しかし、その雨漏りが台風や大雨などの自然災害が原因であることが証明できれば、
火災保険を活用できます。
つまり、工事費用が無料になる可能性があります。
火災保険は「住まいの総合保険」とも呼ばれている損害保険です。
火事による被害のほかに
落雷・風災・雪災・雹災・水災など
自然災害による被害も補償してくれるので、
サッシからも雨漏りの多くの原因となる台風・大雨による被害が含まれています。
火災保険は補償対象を3種類の中から選んで契約します。
火災保険の補償対象となるのは「建物」「家財」「建物と家財の両方」です。
「建物」とは住居本体に加えて、
塀・門・物置など一度設置すると簡単に動かせない付帯物を含んだものを補償対象としていて、
窓・ガラス・サッシはすべてこの「建物」の一部として考えられています。
一方、「家財」は家具・家電・衣服など建物の中にある簡単に動かせるもの全般を補償対象とします。
窓の被害については「家財」のみを補償対象にしている火災保険では補償されませんので、
万が一のことを考慮してできれば「建物と家財の両方」を選ぶことをおすすめします。
自然災害による被害を受けたときは…?
明らかに台風や大雨などの自然災害の被害を受けたことがわかっているときは、
火災保険がおりる可能性が高いので、
申請の準備を始めます。
まず、自然災害の被害を受けたことを証明する証拠を集めることになりますが、
被害状況の写真は重要な証拠になります。
ちなみに、火災保険の申請の時効は3年間で、
被害があった日から3年以内であれば申請ができますので、
雨漏りの状況がひどい場合は、
先に工事を行ってから申請するということも可能です。
その際も被害状況の写真は必須です。
この写真は重要書類になりますので、
できれば専門業者に依頼して撮影してもらうことをおすすめします。
どんな雨漏りでも早めの対策が必要
このように、雨漏りは住宅にとって大きなダメージになる可能性があり、
サッシからのちょっとした雨漏りもすぐに修繕しなければ大工事になってしまうことがあります。
そのため、少しでも雨漏りが起こっているように感じたときはすぐに専門業者に調査をしてもらい、
被害を最小限に食い止めることが重要です。
特に、火災保険を活用する場合は、
台風救済センターのように豊富な実績がある専門業者に依頼してみてはどうでしょうか。
火災保険を最大限に活用する方法をアドバイスしてもらえますし、
申請書類の作成のサポートもばっちりです。
火災保険の活用に不安があるときは、プロに任せるのが一番です。
全国どこでもご相談下さい!
保険の認定がおりなかった場合一切費用はかかりません。ご安心ください。
【執筆者プロフィール】 | 【記事監修プロフィール】 |
名前:坂野 直耶 経歴:塗装工として現場作業・監督などに従事 この仕事で伝えたい事:現場担当として喜ばれることは今までは完工した時の見栄えの良さ!でしたが、長く保つメリットが利点とすると欠点としては、 お客様との長期の関係性が構築できない事です。 火災保険や地震保険では長期的に色々とご相談を頂くので現場にとっても、 お客様にとっても、支払いをする国や保険会社にとっても 【三方良し】となっております | 名前:千葉 彰 経歴:大手損保業界の裏側をみて嫌気がさし、出口である支払いを増やす仕事に従事 一言:画像のスーツも実は保険でおります! インターネットのコメントで良く、 【申請をするなら直接保険会社へ!】や 代理店に相談すればいいだろうと言われておりますが、実際に0円やありえない判定で相談が台風救済センターに多くきておりますので記事としてどんどん書いていきます。 |